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プロフィール


所属東京シティエスペリオンユース
背番号31
学年高校一年生
誕生日9月9日
血液型A型
身長187cm
体重78kg
CV八代拓 (幼少期は小松未可子)
舞台版キャスト小波津亜廉(2019年)、永田薫(2022年)

「甘チャンなんだよ。しょせんお前らアカデミー育ちは…」


概要

アシト年代で唯一、福田がエスペリオンユースにスカウトしてきた逸材。元ヤンキーで義理人情に厚く情熱的。フィジカルを活かした豪快なプレースタイルの攻撃的ディフェンダーだが、高い基礎技術と戦術理解力を併せ持つ。過去の確執からジュニアユース昇格組である黒田と竹島を敵視している。

(アニメ公式サイトより引用)


人物

ボリュームのある黒髪リーゼントヘアにタレ目ツリ眉三白眼が特徴のキャラクター。


主人公の青井葦人らと同時に入団した一人で、同期では唯一のスカウト組(※クラブから直接勧誘され、試験無しで入団した選手)。

葦人とは寮で同室。301号室。

出身は神奈川の湘南。

ちなみに元暴走族である。


主なポジションはDF。

同期の朝利マーチス淳や二年の阿久津渚同様超攻撃型DFであり、味方が押しているときは積極的に前線へ上がって自分でも点を取りにいく。

優れたフィジカルを活かした対人能力の高さに加え、ミドルレンジからもゴールを狙えるキックパワーを持つ一方、パワフルなスタイルに反し足元の技術や戦術理解力も高い万能型選手。

身長は187cmと、同期はおろか現在プロフィール公開済みのキャラクターの中で最も背が高い。その高さを活かしたヘディングやポストプレーも驚異的。


入団式に遅刻する、チームメイトに暴力を振るう、試合中に暴言を吐いてイエローカードを出されるなど、素行が悪く普段の言動はヤンキーそのものだが、福田に直接スカウトされただけあり実力もプロになりたい気持ちも本物で、サッカーには真剣である。

プライドが高くサッカーへの向き合い方も完全俺様至上主義。「自分さえよければいい」「チームが負けても、それは俺以外の誰かの責任。勝ったらすべて俺の手柄」と言い切るほど神経が図太い。

また、ものすごくマイペースな性格のため気分が乗らないとさっさと帰るが火がつくとすぐに行動を起こさなくては気が済まず、周りを巻き込むことにも一切躊躇がない。思ったことは大体なんでも言う。どこでも寝る。


後述する小学生時代の経験から、エスペリオンユース監督福田達也に強く憧れている。

一方、「アカデミーのサッカー」を嫌っており、ジュニア(小学生チーム)からエスペリオンに所属していた黒田勘平竹島龍一ら昇格組とは犬猿の仲。


単行本33巻に収録されたエスペリオンランキングでは、

「大食漢」部門で3位、

「腕相撲」部門で2位、

「学校の成績が悪い」部門で1位、

「甘党」部門で1位

の計四部門でランクイン。

作中では描かれていないが、チョコレート系に目がなかったり試験のたびに地獄の一夜漬けをしていたりするらしい。


活躍

Bチームでの活躍

「活躍すればAチーム(一軍)昇格」を約束された新入生紅白戦では、葦人と同じ黒チームのDFで出場。

味方の黒田を突き飛ばし、ハーフラインから強力なロングシュートを撃つ。これはポストに当たって得点にはならなかったが、キック力の高さとシュートの正確さをアピールした。

しかし突如プレーを切り替えた昇格組に対応できなくなり、セレクション合格組の大友栄作橘総一朗とともについていくのが精一杯に。

最後は本木遊馬の指示で前線へ駆け上がり、亀山航のアシストを受けゴールを決める。

Aチーム昇格ならず、Bチーム(二軍)からのスタートとなった。


本格的にBチームの練習が始まると、「ボールを止めて蹴る」ができずに苦しむ葦人に基礎を教える。


初めての公式戦、都リーグ第1節、成京高校との試合では後半からCBの一色勝頼に代わって出場。


久留米第一高校との試合の後、葦人がDFへ転向させられると、朝利と共にDFの基本的な動きを教える。

三日後、AチームとのミニゲームにはCBで参加。福田に個人的に守備力の強化を指示されていたため、守備に奔走する。

その後、葦人のDF転向の理由を尋ねてきた海堂杏里に「監督になりたい」という夢を聞かされると、その熱い気持ちに感心して遊馬とともに自分の考えを話した。


都リーグ第3節から第6節まで全試合に出場するが、チームは4連敗。

竹島とは試合中一言も話さない中、失点は最小限にとどめていた。


多摩体育大学付属高校との試合では右SBで出場。

怪我明けで調整中のプレミアリーグ得点王義経健太に頼りきりの一色たちを辟易し、後半開始から攻め上がる。

しかし、CBの一色が怪我で動けなくなったことにより守備が手薄となった右サイドから攻め込まれ、挙句ゴール前で竹島とお見合い(敵を止めるのを「相手がやるだろう」と譲り合い結果どちらも止めに行かないミスプレー)し、後半開始早々失点してしまう。

その後伊達望の指示で攻め上がり、葦人のアシストを受けてヘディングシュートを決めた。


東京武蔵野蹴球団ユース戦ではCBで出場。

チーム状況が良くないなか、後述する因縁から黒田、竹島との連携を不安視されていた冨樫は、前半守備やロングフィードで貢献するも竹島との連携不足を敵チームFW金田晃教に見抜かれ、失点を許す。

前半終了間際、再び連携の穴を狙われ自分のミスでチームを危機に晒すも、身を挺してシュートを防いだ黒田に救われる形となった。

苛立ちを募らせたまま迎えたハーフタイム、怪我を押して出ようとする黒田の覚悟を見せつけられ、葦人や伊達に諭されると、サッカーに関係のないこだわりに縛られているのは自分の方だと気付き、「自分を肯定してくれた伊達を困らせたくない」という思いから奮起。

後半開始からDF寄りに配置された黒田、竹島とトライアングルを形成し、敵の攻撃を完封すると、さらにフィジカルを自信の源としていた金田を一対一で制し、大きなショックを与える。敵の猛攻を凌ぎ切り、後半を無失点に抑えた。

三年半に及ぶ黒田、竹島との確執もここで概ね解消。


「ブレねえなテメエは。ガキの頃から…大したもんだ」


この試合での活躍を評価され、葦人、大友、黒田と共にAチーム入りを果たす。



Aチームでの活躍

Aチーム昇格直後は周囲のレベルの高さに全くついていけず、大きな挫折感を覚える。


プレミアリーグ第7節の柏大商業高校戦ではベンチにも入れず、自分と黒田と大友が福田から失望されていたことを知った。

更に自分より劣っていると思っていた葦人が先に上々のプレミアデビューを飾ったことで、焦りと苛立ちを募らせていく。


それからしばらく葦人との対話を避けていたが、四日後、葦人のミスを責めていたところを福田から「今言ったことをなぜ事前に指示しない」と指摘される。

「余計なプライドが邪魔してるんなら今すぐなんとかしろ。お前が今一番Bに近いぞ」



「アシト。ちょっとサッカー教えてくれ」


「信頼できる意見を求めて、人に訊け」と指示されたその晩、冨樫は葦人に教えを乞い、葦人を手本に視野の広さを身につけたいと一念発起。

葦人の守備練習も兼ねて朝利、竹島、遊馬、橘、頭数として居合わせた杏里と橘都の6名を巻き込み、河川敷のグラウンドで夜練を開始した。

さらに通りすがった福田も参加し、ロープを使った守備練習と視野の強化を毎週木曜直々に指導してもらえることに。

その後、伊達に意見を貰い戻ってきた黒田と大友の2名にも誘いをかけ、翌日からほぼ毎日寮を抜け出して夜練を行う。

橘、朝利、竹島の三名のAチーム昇格が決まった二ヶ月後には、GKの明神謙五を除く一年生全員が参加するまでに夜練の規模は拡大していた。


プレミアリーグ第13節、東京VANSユースとの試合にて、葦人、朝利、竹島とともについにスタメン出場を果たす。二、三年生の主力が四人もU-18代表戦に召集され不在という厳しいチーム状況の中、夜練の成果を発揮し四人で敵の猛攻を凌ぎ続ける。

さらに、ボールを急いでゴールから遠ざけようとする朝利や竹島の安易なクリアやサイドへ逃がすボールに敵が狙いを切り替えたことにいち早く気付き、自分は前線にキラーパスを送りカウンターの大チャンスを作り出した上で二人を叱咤激励。

「リスクを背負っても、爪痕残さなきゃ次はねえぞ!!」

「俺は逃げねえ。お前らも逃げるなァ!!」

その後も桐木曜一にうまくキラーパスを通すなど活躍し、途中混乱する場面を迎えつつも小早川透士秋山円心ら主力メンバーと福田の助言を受け、この試合を無失点に抑える。

試合の中で大きく成長を遂げただけでなく、試合に出られない間も必死で考え続けたことを周囲に高く評価された一戦となった。

余談だが、このVANS戦が行われたのは9月9日で、これは冨樫の誕生日。つまり冨樫は自分の誕生日にプレミアデビューを果たしている。


翌週の大宮戦にも出場。無失点に抑える。


続く船橋学院との試合でもスタメン出場。

葦人と共に船橋の選手を念入りに研究し、前半は阿久津の指示でU-18日本代表FWトリポネ・ルフィンのマンマークにつくが、研究の成果は発揮できず自身の無力を思い知らされた。


船橋戦から二ヶ月、この間エスペリオンは遊馬以外の一年生の起用をやめていたが、冨樫と控えGKの明神のみベンチ入りし続ける。


二ヶ月ぶりに一年生の起用を再開したJユースカップ第3節磐田アレグリオU-18戦に出場。

試合描写はダイジェストのためカットされていたが、敵チームを事前にしっかりと研究しており、右クロスが得意な選手を黒田と連携し左に追い込むなどしてチームの守備に貢献したことが後の試合解説にて明らかになる。


この頃からしれっとスタメンに定着。遊馬に続き同期では二人目のAチーム先発組となった。

続くJユースカップ準々決勝ガノン大阪戦、高円宮杯プレミアリーグイースト第17節船橋学院戦にもそれぞれ出場。


高円宮杯U-18プレミアリーグイースト最終節、青森青蘭高校戦では、この試合のキーマンに抜擢され、まさかの奇襲に出る。

CBとして守備に奔走した前半と打って変わって、後半はなんとFWの位置まで駆け上がりワントップでポストプレーを行う

これがエスペリオンのポゼッションサッカーにぴたりとハマり、敵チームを圧倒。得点に貢献する。

ポストプレーをやるよう福田から指示されたのはここ一週間ほどのことだが、自慢のフィジカル、高い技術力、そして夏から鍛えた視野により見事その期待に応えてみせた。


翌週、埼玉スタジアム2002で行われたチャンピオンシップガノン大阪戦では初めからFWとして出場。

しかし無駄走りしすぎて激しく消耗し、福田には「DFとFWでは使う頭が全然違う。切り替えができないならしばらくDFに集中しろ」とベンチに下げられてしまう。


カタールで開催されたユースの国際大会アルカスカップ初戦バルセロナユース戦ではDFとしてスタメン出場している。



その他の活躍


葦人の視野の広さや応用力の高さと同時に、放っておくと一人で潰れて選手生命を終わらせてしまいそうな危うさにも早い段階で言及していた。

葦人の視野に気付いた者は多いが、葦人の危うさについてまで触れたのは監督の福田と実の母親を除けば一条花、阿久津、冨樫の3名のみである。


また、杏里の夢や葦人へのを応援している。

「監督になりたい」と聞かされたときから毎試合欠かさず観にくる杏里を「えらい」と思っていただけに、船橋戦の後一人で泣いていた彼女から葦人への想いを聞かされた時には「監督になりてえって夢は、ウソだったのかァ?」と落胆の色を見せた。

しかし、その後は試合のたびに杏里と通話を繋いで自分が出た試合の解説を請け負い、再び杏里の夢を応援。この試合解説は冨樫にとっても自分のプレーを整理できるというメリットがあり、青森青蘭戦での大活躍に繋がる。

チャンピオンシップを終えオフシーズンに突入後すると、失恋に落ち込む杏里を見かねて冨樫なりに励まし、冷え性の杏里に葦人の使わなくなった試合用の手袋を贈って応援した。

「あんたが本気で監督目指してサッカーの世界に居続けられたら、いずれこの先なんぼでも、アシトと人生交わるかもしれねえ。そうだろ?」



前述した激しい性格の人物像ながら、物語を通して周囲と影響を与え合ううちに精神的に成長を遂げていく姿が魅力的なキャラクターでもある。


小学生時代

小学五年生の時点で既に素行不良だったらしく、家にもろくに帰らず夜の街を彷徨い歩き、何度も補導されていた。

髪型はまだリーゼントではなくオールバック。正確な数値は出ていないが、この時点で既に周りから頭一つ飛び抜けるほど背が高い。

CVは小松未可子



福田との出会い

小学五年生のとき地元神奈川でトレセンを受けるも、家庭環境や素行不良などの噂が知れ渡っており、まともにプレーを見てもらえないまま帰らされることになる。

このとき落ち込んでいた冨樫に声をかけ、15分だけサッカーを教えたのが、当時エスペリオンJr.ユース(中学生チーム)の監督をしていた福田だった。


「ハッキリこうと教えられるよりも、自分で掴んだ答えなら、一生忘れない」


冨樫はこのとき福田から受けたアドバイスを自分なりに繋ぎ合わせ、何度も反復し、中学でグレて暴走族に入っても毎日欠かさず練習に打ち込み続ける。

それが功を奏し、中学で弱小サッカー部所属ながら名を上げた冨樫は再び福田の目に留まり、エスペリオンユースにスカウトされることとなった。



昇格組との確執

小学生六年生の冬、一週間だけエスペリオンJr.(小学生チーム)に三人の練習生の一人として参加する。

ここで福田とも一年ぶりの再会を果たしている。

結果を残せば来年からエスペリオンJr.ユースに入団できると意気込み、同学年とは思えないほどレベルの高い選手達に驚かされつつも必死で食らいついていた。


亀裂が生まれたのは三日目の午後に行われた練習試合。

指示の出し方などに自分たちがジュニア選手たちから練習台にされているような違和感を覚えるも、事前の打ち合わせ通り黒田をアシスト。しかしその黒田がGKと一対一という絶好のチャンスにシュートを撃たず自分にパスを寄越してきたことに驚き、反応できず敵の反撃を許してしまう。

試合終了後、練習試合に女を連れてきていた竹島の軽薄な態度に苛つき噛みつくが、このときの冨樫は竹島に名前を覚えられてすらいなかった。


追い打ちをかけるように、他の練習生二人が完全に心を折られ、練習参加を中断。冨樫の引き留めも虚しく、通りすがりの黒田たちを目にすると逃げるように帰っていってしまった。

このとき黒田から自分で撃たずにパスを選んだ理由を説明されるも、プロになるためのサッカーをしてきた彼らと冨樫の価値観は噛み合わず、さらに亀裂を深めてしまう。


一人で迎えた最終日の練習試合。

この日の試合では練習台にされているような違和感がなく、それならまあいいとプレーを続けていたが、前回の試合では積極的に上がってきていた竹島が自陣に張り付いてどこか遠くを見ていることに疑問を抱く。やがて竹島のみならず黒田や他の選手も敵ではないどこかをチラチラ見ていることに気付いた冨樫は、その方向に視線を向け、凍りつく。

視線の先にいたのは、前回の試合には来ていなかったJr.ユースの監督だった。

直後に自分でシュートを撃って決めた黒田に掴みかかり、自陣に張り付いていた竹島も含め「上の人間がいる時はプレーを変える」選手たちに向け怒りを爆発させる。


「…テメェらってよぉ…プロになるためにサッカーやってんだな」

「勝つためじゃねえんだな」


このとき起こした黒田達との喧嘩によって、冨樫は「サッカー以前の問題あり」と判定され、入団の話はなくなった。


その後も中学時代に何度か試合で当たっていたようだが、黒田たちとの確執解消には至ることなく、本編にてユース入団式を迎えることとなる。


余談

「主なポジションはDF」と上述したが、冨樫の正確なポジションは現時点で不明である。


というのも、単行本6巻に掲載された「東京C・E ユース選手名鑑」曰く、冨樫のポジションは「DF」ではなく「MF、DF」で登録されている。しかし作中でMFをやっている描写はない。

おまけに昔はFWをやっていたり、12月に行われた青森青蘭戦以降ポストプレー要因としてFW起用されていたり、それについて「来年はどっちで使われるかわからない」と言及される(これについては竹島が勝手に言っているだけかもしれない)など、なまじ何でもできるだけに結局どこのポジションと言っていいのかわからない男と化している。

作中時期が3月中旬になれば更新されるであろう選手名鑑を待ちたい。


また、上述した通り冨樫の元のポジションはFWであり、少なくとも小6までは「サッカーは点取った時が一番最高」と考えているタイプの選手だった。

中学では弱小サッカー部に所属しており、しかも顧問に「試合のときだけ来てもらえるか?」と言われほとんど練習に参加させてもらえていなかった過去などが判明しているため、冨樫がFWからMF、DFにコンバートした時期も理由も未だ明らかになっていない。

ポジションも不明ならポジション変更の理由も不明の男なのである。



アニメで小学生時代の冨樫の声を担当した小松未可子氏は、同作品にて「サッカーエブリー」という雑誌で育成年代の記事を書く女性記者金子葵役も演じている。


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アオアシ


青井葦人 大友栄作 橘総一朗

本木遊馬 朝利マーチス淳 黒田勘平 竹島龍一

阿久津渚

福田達也 伊達望 海堂杏里

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