刻阪楓
ときさかかえで
SOULCATCHER(S)の登場人物。刻阪響の姉であり、ヨーロッパで活動している新進気鋭のヴァイオリニスト。
鳴宛高校吹奏楽部の顧問である谺夕子とは同じ音大の3年上の先輩。「夕子ちゃん」と呼んでいる。
学生奏者では相手にならないほどの実力者で、超高校級のサックス使いである響も、彼女にはねじ伏せられてしまう。
登場時にはフランス語で挨拶するなど語学にも堪能で、作中ではバイクも乗りこなすなど、多才な人物でもある。
天籟ウィンドフェスで弾徹也と出会った響が、弾に打ち勝つためにフランスにいる楓に帰った時にレッスンを依頼するシーンで、存在が明かされる。
帰国後は響にレッスンを行う中、弦野政彦の「指揮者は本当に必要か?」という問いかけに悩む神峰が、「同じ弦楽器使いに会って相談してみたい」という形で姿を見せる。ちなみに出会い頭、レッスンを約束していた時間に遅れた響にボディーブローを叩き込み、神峰を戦慄させている。
そして相談を持ち掛けられた楓は、神峰が指揮者の必要性を問われて何も答えられなかったと聞くや激高、ちゃぶ台返しの後に急遽レッスンを実施。レッスンで行った演奏では、神峰の指揮に従う響を押しのけ、次々と神峰の指揮を覆し続けた。
演奏後、響には演奏者の知識と経験を以って「道を正す強い意志」が足りないこと、神峰には指揮者として不安も相手の反抗もねじ伏せる「自信と強引さ」を持つこと、そして二人に対して、失敗を恐れずにぶつかり合って経験を積まなければ、この先のライバルには勝てないと断言。その後は神峰もレッスンに参加させ、3人でぶつかり合い、神峰と響を鍛え上げた。
その後は久しく登場しなかったが、西関東大会で伊調鋭一をコンサート会場に届けるために登場。(この時の衝撃からか、伊調は楓を「お姉様」と呼ぶようになった)
そして西関東大会後は谺の前に現れる。語り合う中で、鳴宛高校が現時点の最高地点に到達しているが、それでもまだ全国には通用しない事を指摘。演奏者の「自覚」が必要だと分かっている谺に対し、「神峰翔太の本音」が鍵と成り得ると伝えた。
小説3巻では漫画では描かれなかった時期のエピソードがつづられている。
西関東大会後では谺をスポーツクラブへ泳ぎに誘っている。その時に谺の身体を見ながらからかっていたが、思わず出た言葉から逆にからかわれる羽目になった。
本編終了後の文化祭では、滝沢桃子の夏の制服を借りて「謎の女子高生K」と名乗ってステージに登場。圧巻のパフォーマンスで訝しんでた観客を黙らせ、大人げない参加をしたことで響を沈黙させた。
本作のプロトタイプと言える読みきり版では彼女が問題を抱えた相手として描かれている。
母が早死にし、父が仕事で忙しい中、響の母親代わりとして頑張っていたが、ヴァイオリンとの両立で疲れた所に結婚の約束をしていた相手に浮気され、さらには交通事故でヴァイオリンが弾けなくなったことで「何個も鍵をかけて頑丈な箱の中に閉じ籠った、この世の全てを拒否した心」となっていた。神峰の指揮による響本来の音によって再び気力を取り戻し、上手になった響を労った。
本編では読みきり版を知る人へのサービスとしてか、出会ったばかりの神峰に「初めましてじゃないみたい」と言葉をかけている。
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コメント
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op.37の内容を含みますのでコミックス派の方はご注意ください。 楓さんと刻神。 【3/2追記】 刻神サイドのような話を投稿しました。 合わせてお楽しみいただければ幸いです。 『言葉よりも触れ合いで』(http://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=3494611)2,441文字pixiv小説作品あたしが大人になったら
谺先生誕生日おめでとうございます!いつまでも大好きです!! 単体でも読めるけど、タガタメ(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7253742)の続編のような話なので是非こちらも いつか刻阪姉弟と谺先生3人で飲んでほしいなー2,308文字pixiv小説作品【SC】春の音、のち、夏の音。
雨のち晴れ、のごとく。それは鮮やかに。 息抜きで書いていた物なので短いです。 2ページ目はいつものごとく用語についてなど。 表紙はこちら(http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=40292245)からお借りしました。ありがとうございます。3,072文字pixiv小説作品