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プロフィール編集

誕生日4月14日
身長歌林より少し高い
メイン楽器フルート
サブ楽器ピッコロ
好きな食べ物タルト
好きな音楽ロックポップス
備考子供の頃、篠笛で八木節を吹いたことがある

概要編集

SOULCATCHER(S)の登場人物。鳴苑高校吹奏楽部二年生で、フルートのパートリーダー。

長い髪を一つの三つ編みにして肩から前へ垂らしている女子。

吹越聖月という一つ下の妹がいる。


神峰翔太に見える「心」の形は神峰に見える彼女の心は、砂時計の落ちゆく砂の中に咲く和やかにも危うい一輪の花」

のちに、「鎧をまとった美しい戦女神(花澄本人)」となっている。


人物編集

のほほんと花が咲いた様な天然な性格で、常に笑顔でマイペース。

「音楽は楽しくやったほうがいい」という精神の持ち主で、勝ち負けに拘らずに物事を楽しむことを旨としており、勝負事に対してはたとえ選挙等であっても中立的な立場を取る。


能力編集

小学校4年生のころからフルートを始め、プロを何人も育ててきた先生に才能を認められ、厳しいレッスンを受けてきたこともあって、様々なソロコンテストの大会で優勝を飾ってきた程の実力者。

あと、意外にもロックに対して知識や興味が深い。


問題編集

彼女の抱えている問題は「勝負をすることの意味」

能力で説明したように、花澄は小学生のころからフルートが上手であり、妹の聖月も彼女を追いかけるようにフルートを始めていた。

しかし中学の時、姉より上位に立てないならばフルートを辞めるべきだと周囲に諭される聖月の姿を見てしまう。花澄は自分と比較される妹を想ったが故に大会の演奏で手を抜いて吹き、聖月にわざと勝利を譲ってしまう。

以来、「皆が音楽を楽しめるように」と自分の才能に蓋をして過ごし、何事にも争いを避けた中立的な立場をとるようになるが、その姿勢で演奏する音を共感覚に目覚めた聖月は「苦い」と感じ、手を抜いて演奏している花澄を軽蔑するようになった。

そして本人も気づかぬ内に音楽をやる楽しさが零れ落ちて続けている。


活躍編集

問題解決前編集

神峰が入部した日に初めて顔を合わせるが、この時は興味なさげに見つめるだけだった。

トランペットパートの問題が解決した後のパートリーダー会議では歌林優菜が騒ぎ出す中で落ち着くよう声をかけるが、歌林が「黙ってて」と言われるとすぐに引き下がるなど、何事にも積極的な姿勢は見せていなかった。

神峰が天籟ウインドフェスで一曲指揮をするかの指揮者選抜投票では、やはり争いを避ける姿勢から、賛成と反対、どちらの立場にもならないように投票そのものを棄権した。


御器谷忍邑楽恵の問題を解決したあと、どのパートへ行くかを考えていた神峰の前に現れ、備品の荷物運びに神峰を誘う。

そして向かった楽器店で神峰はソニトゥス学院高等高校に所属する聖月と曲山・クリストファー・晴海(以下キョクリス)に出会うのだが、花澄を見かけた聖月は彼女に「もうすぐフルートが吹けなくなる」と告げる。そして花澄は帰りの電車の中で苦笑しながら、「勝ち負け関係なく皆が楽しく嬉しい…私はそういう音楽をやっていたい」と神峰にこぼし、そうありたいことは間違いなのかと問いかける。

「音楽を楽しむ」姉と「優れた音楽で競い合う」妹。どちらの意見にも一理あると神峰は悩むが、ウィンドフェスを行うコンサート会場で出会った伊調鋭一の祖父である伊調剛健の出会いを経た後、ウィンドフェス本番直前で花澄を連れてソニトゥスに向かい、聖月に「自分の指揮で吹越花澄が吹越聖月に勝つ」と宣戦布告。突然の発言に花澄は遠慮がちに否定するが、神峰は自分の経験を踏まえて、今までの花澄の姿勢が「自分にとって一番簡単な選択だったから」と断言し、「楽な道を選んでいた時より、今の方がずっと楽しい」と伝えた。

そしてウィンドフェス本番、眠れなくなるほど花澄は考え続け、今の姿勢を続けていた結果、自分の中から楽しさが少しずつ零れ落ちていたことを自覚。どうすればいいか悩む花澄だったが、神峰の指揮を受けて聖月に「さよなら」を告げる。それはあらゆる事に目を背けてきたこれまでの自分への別れの言葉であり、「楽しさを保ち続けるために戦う」ことの決意を込めた言葉であった。そしてその演奏は聴く者たちに強烈な印象を与え、聖月も自分の憧れが昔以上になって帰ってきたことに涙を流して喜ぶ。演奏後は姉妹で抱き合い、これまでのわだかまりも氷解した。


問題解決後編集

ウィンドフェスの演奏直後、周りに隠していた風邪による体調不良が悪化して倒れてしまう。これにより顧問谺夕子は、ウィンドフェスで演奏するもう一曲を神峰に指揮させる苦渋の決断を下すことになる。

幸いにも体調は回復し、花澄は神峰に協力的な姿勢を見せるようになった。

ウィンドフェス後のアンサンブルコンテストでは木管六重奏として刻阪響、歌林、御器谷、邑楽、木戸雅と共に挑むが、メンバーの一人である木戸を「吹奏楽部には必要ない」と言い放った神峰に反発、他のパートリーダーと共に心から必要な言葉である「木戸は吹奏楽部に絶対に必要だ!!」だと言う言葉を神峰にぶつけた。

ロックフェス編では神峰主導の即興バンド『リンギン・ガーデン』で、トロンボーンの演奏者として聖月経由でキョクリスと連絡をとってくれただけでなく、自分も参加したいと言って神峰を驚かせた。

新年度になってからは、スプリングコンサート前で幼稚園の演奏会にも参加。

スプリングコンサート、県大会、西関東大会では要所で活躍。県大会では聖月のいるソニトゥス高校の吹奏楽部と競い合うことになり、姉を超えるべく研鑽を重ねた聖月の成長によって、フルートの演奏で上を行かれた。

全国大会では演奏中、「もし神峰がいなかったら」と聖月と話していた時のことを思い返す。

あり得たかもしれない楽しくない未来、ずっと姉に先を歩いていてほしいという聖月の想い、聖月とフルートのデュオをするいつかの未来を思い浮かべながら、自分を助けてくれた神峰に恩を返すべく、「気持ち」のこもった音で打樋透、歌林と共に西関東代表の符波有愛を引き離し、神峰が目指す「虹の音」に辿り着くピースのひとつとなった。


余談編集

名字には、楽器を「吹く」、「吹奏楽」の「吹」の字が入っている。


関連タグ編集

週刊少年ジャンプ SOULCATCHER(S)


吹越聖月

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