プロフィール
概要
SOULCATCHER(S)の登場人物で、鳴苑高校吹奏楽部二年生で、刻阪響が所属するサックスのパートリーダー。
神峰翔太に見える「心」の形は「自身が焼け焦げるほど燃え盛るハート」。
終盤では「嵐の中でも灯台のように光を作り出す天女のような装束をまとう本人の姿」に変化した。
人物
性格は非常に直情的で強気な性格。
どんなに悔しい思いをしても、次の日になればネガティブな気持ちを引きずることなく目標へ歩き続けるメンタルの強さを持つ。
刻阪に想いを寄せているが、想いを伝えきるほど素直になれない。周囲にはバレバレで、本作のギャグ顔であるニヤケ顔でからかわれている。
能力
演奏の腕前については同パートにエースである刻阪がいるためにそこまで注目されることはないが、少人数編成のアンサンブルコンテストに選ばれるなど、実力は確かなものを持っている。
最大の武器は「夢への熱意」。「全国大会金賞」という大きな夢を、仲間の気持ちがバラバラになっている中でも、ただ一人変わらず夢を持ち続けており、終盤で大きな意味を持つことになる。
問題
彼女が個人で抱えている問題はないが、強いて言えば吹奏楽部全体の問題である他の部員たちとの意識のズレが問題。
神峰が現れる前からコンクール全国金賞を目指す強い向上心の持ち主であったが、パートリーダーの中には勝手な行動に走ったり、自分自身の問題でそれどころではなかったり、上を目指す気持ちを持てなくなったりとまとまりがなかった。
活躍
天籟高校視察前
神峰が入部した日に初めて顔を合わせるが、この時は興味なさげに見つめるだけだった。
トランペットパートの問題が解決した後のパートリーダー会議で、部長の奏馬俊平 、打樋透、音羽悟偉が神峰を支持する中、刻阪を引っ張り回す神峰に噛みついてくる。
会議直後に神峰が天籟高校の視察を望んだ際に刻阪、音羽がついていこうとしたことに反発するが、刻阪が説得すると彼女も同行を申し出る。伊調鋭一が指揮する天籟高校、竹風高校のセッションに圧倒される。その中で同じ曲を聴いてなお伊調に宣戦布告し、その後の合同セッションで自身が完成された天籟サウンドに早々に呑まれてしまう中、諦めずに指揮を試みる神峰を見て驚きを抱く。
天籟高校視察後
視察後は刻阪を連れ回す事には不満を抱くことはあるものの、明確な敵対を示すことはなくなった。
天籟ウインドフェスでは神峰が一曲だけ演奏することに、完全に認めたわけではないと言いながら、視察の時の気迫と今の成長を認めて賛成票を出す。
アンサンブルコンテストでは木管六重奏として刻阪、御器谷、邑楽恵、吹越花澄、木戸雅と共に挑むが、メンバーの一人である木戸を「吹奏楽部には必要ない」と言い放った神峰に反発、他のパートリーダーと共に心から必要な言葉である「木戸は吹奏楽部に絶対に必要だ!!」だと言う言葉を神峰にぶつけた。
ロックフェス編では神峰主導の即興バンド『リンギン・ガーデン』には不参加だが、御器谷と共に観客のサクラとして混じっていたことが単行本のおまけで判明した。
スプリングコンサートでは神峰と金井淵涼がぶつかり合う中、金井淵の事情は知らなくとも、神峰が部員を救うごとにバンド全体の気持ちが一つになっていくことを実感していたことから、「純粋に神峰に指揮してほしい」という思いで神峰に加勢した。
県大会、西関東大会では要所で活躍。全国大会進出を決めた時には誰よりも先に目に涙を浮かべ、メンバーが歓喜に沸く中で号泣、吹越にからかわれていた。
全国大会では神峰や他のメンバーが、全国の大舞台や揺さぶりをかけるライバル達の影響で浮足立つ中、力強いひとつの音で全員に「神峰に恩返しをする」という目的を思い出させる。
自分と同じ夢を掴むところを自分と同じように信じており、そして皆を助けて全国へ連れてきてくれた神峰に恩を返すべく、打樋、吹越と共に西関東代表でサックス使いの符波有愛を引き離し、神峰が目指す「虹の音」に辿り着くピースのひとつとなった。
余談
名字には、「歌」の字が入っている。