プロフィール
誕生日 | 6月30日 |
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身長 | 神峰よりほんの少しだけ高い |
メイン楽器 | ティンパニ・ドラムセット |
サブ楽器 | パーカッション全般 |
好きな食べ物 | 白米 |
好きな音楽 | ドラムンベース |
備考 | 「叩いてみた」をニコニコ動画に投稿してみたいが、著作権とか機材など細かいことが面倒なのでやめた。 |
概要
SOULCATCHER(S)の登場人物で、鳴苑高校吹奏楽部パーカッションのパートリーダー。
黄色地に黒い模様が入ったヘッドバンドを付けており、三白眼ぽくなっている。
ジャージの上着をマントのように羽織っており、袖部分をマフラーのように首に巻いているのが特徴。
ちなみに、op.1の見開き扉絵によると、バンドを外した容姿は結構爽やか系。
神峰翔太に見える「心」の形は「ねじり鉢巻きをした三面六臂のハート」。
後半では「雷神のような装束の本人の姿」に変化した。
人物
細かいことは苦手で、熱くなりやすい性格。口調もかなり荒っぽい。
「棟梁」と呼ばれた先代のパーカッションパートリーダーである飯島亮輔を尊敬している。
飯島に「打楽器バカ」と称されるほどパーカッションに対して非常に強い情熱を持っており、魂を込めて演奏することを信条としている。
パート内では先代の呼び名を引き継いで「棟梁」と呼ばれており、パーカッションに対する熱意から慕われている。
熱くなりやすい分沸点が低いため、未熟な神峰が楽器を雑に扱ってしまった時や「打楽器は簡単そう」と軽視された時には、それを怒鳴りつけ叱り飛ばし、睨み付けて厳しく注意していた。
能力
パーカッションのパートリーダーというだけあって、メインで扱えるティンパニやドラムはもちろん、他のパーカッション楽器もサブで扱えるなど、その技術は本物。
しかし彼の真価は他のメンバーと共に奏でた時にある。自身の音で自分を鼓舞し、熱意がこもった彼の演奏は他のメンバーのテンションも高める。全体のテンションが上がって一体感が生まれた時には、神峰が「雷」に例えるほどの強烈なインパクトを与えるほどの音を生み出す。
問題
彼の抱えている問題は「リーダーとしての在り方」。
前述したとおり、彼は先代パートリーダーの飯島を伸び伸びと打楽器をやらせてもらえた恩人として尊敬しており、大事なパートメンバーを率いるにあたって、飯島に倣う姿勢でいた。
しかし、先代のような細やかな対応を目指して奮闘するあまり、自分らしさを失ってしまっており、メンバーからの要望や周囲の助言を受け付けない独裁者となってしまっていた。
それでも彼の熱意は伝わっていたためメンバーからは慕われており、打樋が先代の様なリーダーになりたいと言う苦悩を抱えている事も知っていたが、打樋がこれ以上傷つかないようにという優しさから、メンバーが要求や意見を押し殺す弊害も起こっていた。
活躍
問題解決前
神峰が入部した日に初めて顔を合わせるが、「簡単そうだから」と言う理由で打楽器パートに入ろうとした神峰に対し強い圧で怒鳴りつける。
直後の合奏練習にて、顧問の谺夕子から「パートの音に一体感がない」と指摘され、その原因が分からず苦悩する。その時に神峰から指摘を受けたが、「出ていけ」と強く拒絶した。
翌日、神峰からパーカッションメンバーの内、二人のパート割り振りの不一致のためだと指摘される。当初は自分の取り決めの誤りを受け入れられずにきつく当たるが、飯島を彷彿とさせる言葉で返され、問題の二人からも割り振りの変更を申し出て来られたことで、一度は不貞腐れてしまう。
直後の演奏練習において、神峰の言った通りにしたところ本当に一体感が出たことに愕然とするが、かつて言われた飯島の言葉から自分らしさを取り戻す。
練習後は神峰に自身の非を認め、一人で決めず「皆に意見を聞いていく」自分らしいリーダーの在り方をすればいいと思い直すようになった。
その後は威勢の良い頼れる先輩として神峰を支えるようになる。
問題解決後
トランペットパートの問題において行われた病院の演奏会では木琴で参加。その後のパートリーダー会議では奏馬俊平、音羽悟偉と共に神峰の支持を宣言した。
天籟ウィンドフェスでは伊調鋭一の指揮する音楽と比べられることで呑まれかけていた神峰に対し、強めの音と鋭い視線で本来の調子を取り戻させた。
アンサンブルコンテストでは打楽器四重奏で参加しようとしたが、部内オーディションで木管六重奏に敗北している。その木管メンバーである木戸雅を「吹奏楽部には必要ない」と言い放った神峰に対し、掴みかかるなど激しく反発。他のパートリーダーと共に心から必要な言葉である「木戸は吹奏楽部に絶対に必要だ!!」だと言う言葉を神峰にぶつけた。
ロックフェス編ではドラムとして神峰主導の即興バンド『リンギン・ガーデン』に参加。
新年度では 幼稚園の演奏会、スプリングコンサート、県大会、西関東大会と要所で活躍。
関東大会ではパーカッションの実力者である叉山兄弟と激突。取り戻した「一体感」を以てしても音の強弱を使い分ける叉山兄弟に苦戦するが、飯島が残した「音との一体化」という言葉とそれにまつわる逸話から更なる力を発揮、叉山兄弟に打ち勝った。
全国大会では、これまでの自分と次のパートリーダーを決めた時のことを思い返す。
大事なものを取り戻してくれた神峰のために力を尽くし、神峰が目指す「虹の音」に辿り着くためのピースの一つとなった。
余談
名前の読みは「とおる」ではなく「とーる」。
これは、北欧神話に登場する、槌を持った雷神・トールがもとではないかと思われる。
また、名字には「打つ」の字が入っている。