プロフィール
誕生日 | 8月21日 |
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身長 | 奏馬よりほんの少しだけ低い |
メイン楽器 | テナーバストロンボーン |
サブ楽器 | テナートロンボーン、バストロンボーン |
好きな食べ物 | ぬれせんべい |
好きな音楽 | ファンク、ジャズ |
備考 | 日本人とアメリカ人のハーフ。ヨーロッパ一人旅の計画を練っている。 |
概要
SOULCATCHER(S)の登場人物で、ソニトゥス学院高校(以下ソニ学)の吹奏楽部に所属する男子生徒。トロンボーン担当。主人公の神峰翔太より1学年上。通称「キョクリス(先輩)」。(なお、この記事では小説版にならって「晴海」と呼称する。)
彫りの深い顔立ちにアッシュブロンドの髪と、色のついたメガネが特徴的。
神峰翔太に見える「心」の形は「音叉のように二股に分かれた巨大な棍棒を携えた、角が特徴的な戦隊もののヒーロースーツを纏う晴海自身」。
いわゆる帰国子女で、小説版によると高校に入学する直前までアメリカで暮らしていたとの事。家の中で日本語が使われており、全寮制のソニ学において二十四時間日本語に囲まれた生活を1年間続けた甲斐あって、標準的な日本語をほぼ完璧に体得している。
通称である「キョクリス」の命名者は1学年後輩の吹越聖月。紆余曲折あって親しくなった聖月が呼び出したが、響きの良さから1年以上混迷していた晴海の呼び方に一石を投じたばかりか、瞬く間にソニ学内における晴海のあだ名問題を解決に向かわせた。他校生にもその呼び名で浸透しているが、晴海自身は当初、ミドルネームだけを略した「クリス」で読んでほしかったため、日本の言葉の略し方がダサいと嘆いている。
人物
気さくかつ闊達な性格。社交性も高く、神峰との仲は学園の枠を超えて良好。「面白いですねー」が口癖。
一方で、勝負事になると「皆で勝って喜び合いたい」ために全力を尽くす、「勝負の鬼」としての一面も持っている。
能力
「トロンボーンはフィーリング」と語る彼の演奏は、音を出すポジションに縛られることなく、自由に伸び伸びと演奏するスタイルで、「正解の音」を当てていく金井淵涼とはスタイルが違う。
活躍
神峰が天籟ウィンドフェス前に吹越花澄と音楽店へ買い物に行ったところ、鉢合わせる形で初登場。聖月同様に不思議なことを言う神峰に興味を持って話しかけて自己紹介をするが、聖月に「キョクリス先輩」と呼ばれたことに難色を示す。が、すぐさま神峰も「キョクリス先輩」と呼び出したことで訂正を諦めた。
ウィンドフェスの時の演奏曲は聖月がメインを張る曲だったので、音楽面での目立った活躍はなく、ウィンドフェスでソニ学内における刻阪響ファンが倍増したことを嘆いたりと、コミカルな面を多く見せていた。
神峰が弦野政彦に勝つための即興バンド「リンギン・ガーデン」にて参加を打診される。金井淵に参加を断られた神峰から吹越姉妹経由で参加を打診されたことがきっかけだったが、その誘いに快諾してくれた。楽器とセットでないと名前が出て来ない弦野に改めて自己紹介したところ、その場で誰も言ってないのに「ソニ学のキョクリス先輩」と弦野に呼ばれ、その浸透ぶりに驚いていた。舞台では神峰にその技量を改めて認識されるほどの演奏を見せる。
吹奏楽コンクールの県大会で鳴苑高校と激突。そこでは鬼気迫る演奏をもって次々と他校を蹴散らしていく「勝負の鬼」としての姿を見せ、「リンギン・ガーデンまでにオレが見てきたものは…一体何だったんだ…」と神峰を戦慄させる。同じトロンボーン使いとして迎え撃つ金井淵の直接対決では、卓越した個人技で幾度も金井淵を上回るが、金井淵も部内で共有させた「正解の音」をもって反撃を行う。一進一退の攻防の末、僅差ながら金井淵に敗れ、ソニ学も西関東大会進出を逃した。
県大会直後、鳴宛メンバーに怒鳴り込んでいた聖月を抱きしめて「もういいんです」と伝え、本音を吐き出させて聖月の怒りを鎮め、聖月にソニ学の後事を託す。帰り際の金井淵との邂逅で、個人技では完敗と認める金井淵に対し、何故自分たちが負けたのかと問いかけると、部の「ムードメーカー」で「リーダー」で「バンドの核」でありながら、客に対しての「エンターテイナー」であろうとして晴海が「背負い過ぎた」中、金井淵自身は「客」と「演奏者」のことを任せられる奴に任せることで、自分の力を100%発揮できたことが勝因だと伝えられ、指揮者としての神峰を改めて認めるのだった。
小説版では聖月との出会いのほかに県大会後も一緒に行動しているシーンが綴られており、時には水着選びにも付き合わされているようである。
また、大学からはヨーロッパに行く予定らしい。