ADAM&EVE 聖誕!!!
概要
『神化編 第3弾 烈火の刃』にて登場した、蒼世神ADAMと創聖神EVEの総称。
初のゴッドの進化クリーチャーであり、メテオバーン効果を使って立ち回るのが基本。
一覧
蒼世神ADAM |
R 水文明 コスト7 |
進化クリーチャー:ゴッド/オリジン パワー8000+ |
進化:自分のオリジン1体の上に置く。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札の一番下に置く。 |
W・ブレイカー |
G・リンク《創聖神 EVE》の右横。 |
メテオバーン−このクリーチャーがリンクしていて攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを5枚墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のマナゾーンにあるカードをすべて裏向きにして、新しいシールドとして、持ち主のシールドゾーンに加える。 |
創聖神EVE |
R 光文明 コスト6 |
進化クリーチャー:ゴッド/オリジン パワー5000+ |
ブロッカー |
進化:自分のオリジン1体の上に置く。 |
メテオバーン−このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーはバトルゾーンにとどまる。 |
G・リンク《蒼世神 ADAM》の左横。 |
このクリーチャーは、リンクしている時「T・ブレイカー」を得る。 |
解説
ハッキリ言ってメテオバーンが噛み合ってない。
進化条件がオリジンである事のみなので、進化自体は非常に簡単ではある。しかし肝心のメテオバーン効果は、ADAMは五枚のカードを消費して実質マナ全破壊する豪快な効果、それに対してEVEは進化元の消費して場に留まる堅実な効果。
二つの効果のどちらに比重を置くかでデッキの動きも変わり、両方を使いこなそうとすると時空工兵タイムチェンジャーで進化元を増やすか、進化を繰り返して貯める必要があり、デッキ構築の難易度が高くなる上に、相手も黙ってメテオバーンを使わせる訳無いので、EVEの効果で余計に消費が嵩む悪循環に陥る。
メテオバーン以外だとADAMのデッキバウンスは強力であり、単独で機能する点は優秀。
またオリジンの低コストクリーチャーにはこの二枚をサーチできるクラゲン、メテオバーンで消費されるとドローに繋げられる黙示王機エーフェックス等相性の良いカードが揃っている。
他には低コスト進化クリーチャーにコスト1のエンペラー・ティナ、コスト3でドロー効果で後続に繋げられるエンペラー・ヒミコが存在する。
ADAMのメテオバーンは強力だが、シールドが増えると言う事は、マナゾーンにあったSトリガーをシールドに変えた上に、下手に発動してシールドを削りきれなくなるリスクがある。
同時に並べるのに苦労するが、海王龍聖ラスト・アヴァタールなら加えたシールド分、相手自身にシールドを墓地送りにさせるので強力なコンボとなる。
また進化クリーチャーなので光器クシナダの効果で守る事ができ、進化元の消費を抑える事は可能。
ゴッドなので大地と永遠の神門で墓地・マナゾーンから踏み倒して出せる。
活躍
勝舞編における最終章、原初のデュエリストであるアダムを止める戦いで、アダム親衛隊のハプニング大佐が使用。
神の試練を突破する事で入手したゴッドで、アダムとその伴侶であるイブの化身とされる、特別なクリーチャー。
勝舞とのデュエルでは耐性効果や進化元の補充、更に上記のラスト・アヴァタールとのコンボ等、実際のデュエルならデッキアウト寸前の激しいプレイングを見せ、勝舞のマナを全て疑似ランデスで破壊し尽くした。
しかし、勝舞の場に存在したカイザーウイング・ドラゴンの効果でギャラクシー・ルピアの踏み倒しが確定。
バトル中に進化GVを果たした事でボルシャック・クロス・NEXを呼び出されてしまい、マナ0にまで追い込んだ状況から、正に奇跡としか言えない大逆転で敗北した。
背景ストーリー
激化するオリジン達との戦いの中、神帝、神王が神羅ライジング・NEXに倒された為、ライジング・NEX葬るべく君臨した第三の古代神。
創世神の名に違わぬ世界創造を力を以てライジング・NEXを倒すも、ボルシャック・クロス・NEXへの奇跡の復活を許し、敗北した結果オリジンの侵攻は起源神誕生まで止まる事になる。
後のディスペクター侵攻時には、『鬼の歴史』においてボルシャック・ドラゴンと『混成』され、原闘混成ボルシャックADEVEとして顕現したそうだがジャオウガ達に敗北。
その後の『龍の歴史』と『鬼の歴史』の最終決戦時には、終来王鬼ジャオウガによって最強の鬼レクスターズとして送り込まれるが、面影どころか原形の欠片も無い(元の姿は当然、ゴッド/オリジンのドラゴン要素すら無い)神ナル機カイ「亜堕無」、EVENOMIKOTOとして登場。
また『鬼の歴史』における超獣王来烈伝、邪鬼王来烈伝に『創世王』として名を連ねている事が判明。
創聖と蒼世の力で新世界、停滞と退廃のエデンを生み出し、敵対するレクスターズをエデンに幽閉。
エデンに閉じ込められた者は「亜堕無」とEVENOMIKOTOを攻撃することすらを考えられず、朽ち果てるまでエデンで暮らし続ける事になるが、世界の危機を察した超獣世界が生み出したタマシードにより、世界の歴史という無限の成長エネルギーが送り込まれたエデンは内側から爆発。レクスターズ達による各文明の絆が込められた一撃を食らって二体は撃破される。
しかし、倒された二体はがディスペクターだった時の情報を元に、邪王来混沌三眼鬼の力で鬼スターMAX進化の力を得て復活。
「亜堕無」-鬼MAXは対峙したものを原初の姿に戻す能力を使い、無力化したレクスターズたちを再びエデンに取り込もうするも、駆け付けたサッヴァーク-MAXと対決。
サッヴァークを原初の姿に戻そうとするも、人造ドラゴンであるサッヴァークは生まれる前から姿が変わっていないために通用せず、最期は裁きの煌めきによって塩の柱と化した。
一方EVE-鬼MAXはダイナボルト〈カツドン.Star〉と対決。
放った蛇達の毒で自我を失わせるが、火文明の英雄たちが代々受け継いできた闘志とダイナボルトの強い思いで毒を焼き尽くされ、最後は宇宙空間までブチ上げられた上に、急降下で地面に叩きつけられ完膚無きまでに消滅する。
余談
ディスペクターから解放されたと思ったら、EVEは虫かオブジェの様な異形土偶に、ADAMは生物要素の欠片も無いロボに魔改造された上に酷使され、『龍の歴史』における十二の王の一人である神帝とは扱いに差が生じている。(向こうはモモキング達の尽力で解放後、世界を守る為に力を貸している)