イズモよ。かつて私が受けたこの試練、乗り越えてみよ!
効果
神の試練 |
VR 水文明 コスト5 |
呪文 |
コストが同じカードが2枚出るまで、自分の山札の上からカードを表向きにする。 |
こうして自分の山札をすべて表向きにした場合、このターンの後に自分のターンを追加し、残りのゲーム中、自分の山札のカードが1枚もなくても、自分はゲームに負けない。 |
表向きにしたカードをすべて手札に加える。 |
概要
『20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST』にて登場した呪文だが、かなり変化球なコントロール系の1枚。
同コストカードで出揃うまでデッキを捲り、全てが異なるコストのカードならエクストラターン獲得、そしてデッキ切れによる敗北無効化という効果。
普通に使うならデッキ構築を専用寄り、更に折角唱えてもロスト・ソウルを打たれると後述の効果で増えた手札全て失う為、かなりピーキーな印象が強いものの、呪文をタダで唱える龍風混成ザーディクリカ、そのザーディクリカを早期に出せるナウ・オア・ネバー、そして使い終わった神の試練を墓地丸ごと回収する闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ。
これらのカードを使えば専用構築を特別意識せずに使え、神の試練を何度も唱える事でエクストラターン獲得を狙える。
そして確認したカードを手札に持てる点。
純粋なドローソースとしては不安定過ぎるが、上記の汎用性の高いカードを入れたデッキに投入すれば、手札を大量に増やしていける。
デッキゼロ状態なら実質無制限のリアニメイトが可能な不死鳥縫合ブラック・ビッグバンと相性が良く、あちらのデッキ切れ敗北無効を更に安定化させられる。
一方で水上第九院シャコガイルとは相性が悪い。
既に『敗北しない』なので、敗北を勝利に置換できない為。
デッキの残りを好きなカード3枚に固定する黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールドなら、より確実にエクストラターンを獲得可能。ついでに敗北無効であちらの欠点を無効化してくれる。
山札掘削と山札回復の機構があるデッキなら簡単に無限ターンコンボを実現できることから、「無月」の頂_$スザーク$を獲得したことによって、山札の掘削速度とコントロール力が上昇した事により、このカードを使用できる程の余裕が作れるようになった【青魔導具】に採用されるようになり、そのデッキでの活躍が理由なのか、2023年8月11日付で殿堂入り。
しかし、「デッキを掘削してダメ押しの一手として使う」という目的で1枚挿しされることも多かったため、殿堂入りが相応しいかという、かつての無双恐皇ガラムタのような意見もあった。
但し、その一方で、かつてこのカードを利用した定番のフィニッシュ手段であった、闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップを組み合わせた無限ターンループは非常に困難となった。そのため、どちらかというとこのコンボを利用する中低速のコンボデッキ、具体的には【5色ザーディクリカ】や【青黒緑サイクルペディア】への牽制の面が大きいとも言える。
余談
元々は漫画の名場面をカード化した1枚。
原初のデュエリストであるアダムを守る親衛隊のハプニング大佐が、切札勝舞に対抗すべく挑んだ試練であり、脳内に無限のカードの情報が流れ込む中、『神化獣』である創世神を獲得した。
後に『ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神』に再録されると、聖霊左神ジャスティス、悪魔右神ダフトパンクとG・リンクした神人類ヨミが描かれたイラストになった。
フレーバーテキストかヨミの語る試練とは、ヨミが神になった、またはゼロの神誕生の際に受けた試練と思われる。