概要
VR空間「LINK VRAINS」を管理するSOLテクノロジー社のセキュリティ部部長であり、降格した財前晃の後任。
自分の出世ばかり気にして、部下に対しては「クビ」や「給料カット」などパワハラ発言満載でPlaymakerがハッキングした際は隠蔽を考えたり器の小さい言動ばかり。上層部からもエサを与えれば従う扱いやすい存在と認識されている。
しかし、この手の上司に多い口だけの無能かと思いきや、就任早々AIデュエリストの開発に着手し、仕事自体も発言はアレだが変に私情を交えて足を引っ張ったり、余計な事をせず忠実。
後述のAIデュエリストのハイスペックもあって、パワハラ発言で嫌うファンも多いがGXのクロノス、5D'sのイェーガー、ARC-Vのニコの様に「胡散臭い容姿の割に人間臭くて憎めない大人」の系譜に当たる。
なお、「クビ」を連呼する割に部下の発言から「何回首を切られるのか」と実は発言だけで解雇までしたことはないのでは、と言う推測もあり、鬱陶しいけど致命的に嫌われるにまでは至っていない模様。
AIデュエリスト
北村が開発チームを結成して完成させた100%AIのデュエリスト。
【テンタクラスター】と言う深海生物型機械族で構成されている。
ハンデスと連続バーンの2種類の戦術を駆使し、特にPlaymaker戦では先攻ハンデスを実現した際は、「機械複製術」からの展開と言うガチコンボもあいまって評価も高い。
アナザー事件の際に完成し、1000人のAIデュエリスト集団でモブのハノイの騎士たちの3割を撃破したものの、2人の幹部クラスには歯が立たなかった。
スキルは「トリプルドロー」。恐らく、モブのハノイの騎士が使ったダブルドローの3枚ドロー版と思われる。
作中での活躍
SOLテクノロジー社のマザーコンピュータに侵入したPlaymakerを撃退するため、完成したばかりのプロトタイプAIデュエリストを向かわせた。しかしPlaymakerとブルーエンジェルとのデュエルでプロトタイプAIデュエリストが敗北したため失敗、データバンクの侵入を許してしまい、データも奪われてしまった。
アナザー事件では完成したAIデュエリストを投入しハノイの騎士の制圧にかかるが、突如現れたファウストとバイラによってAIデュエリストは全滅し、世間から「キモ村」呼ばわりされる等、苛烈なバッシングを浴びてしまう。
「ハノイの塔」が引き起こした大パニックの際は、出世の道が閉ざされたと悟り、SOLテクノロジー社を見限って「ハノイの騎士」に寝返ろうと、リボルバーと接触を図り交渉を行う。
しかし入る為の腕試しとしてスペクターと行ったマスターデュエルでは(内容は省略されたものの)最終的に「聖蔓の剣士」のダイレクトアタックを受けてあっさり敗北。
リボルバーも利用しようと考えていた事も見抜かれてしまい、スペクターからは「見ているだけで反吐が出ます!」と吐き捨てられる。
それでもなおヘッドハンティングをしてもらおうと食い下がり、スペクターから「お望み通りハノイに入れてあげますよ」と承諾してくれた……が、それはデータとして(ハノイの“騎士”ではなく“塔”に文字通り)入れられると言う意味で有り、そのままハノイの塔にデータ化され吸収されてしまった。
その後は登場しておらず、クイーンの発言によると更迭されたものと思われる。