概要
『なかよし』(講談社)にて2001年4月号から2003年1月号まで連載された。全20話。そのほか、同誌2002年8月号増刊『なつやすみランド』に番外編が掲載された。単行本は同社の講談社コミックスなかよしより全4巻。
占い師と探偵という二つの顔を持った少女が、様々な事件を解決していく物語。
あらすじ
星占いが得意な中学2年生、星沢りり。行方不明の母親の代わりに占いの館・SPICA(スピカ)で占星術師をやっているりり。さらにりりにはもうひとつのヒミツの顔があり、それは名探偵・スピカ。先祖代々伝わる指輪(スターリング)を使って星霊(せいれい)を呼び出し、その力で今日も難事件を解決していく。
ある日、りりと幼稚園の頃によく遊んでいた幼なじみ及川広海が転入してくる。
登場人物
星沢りり(ほしざわりり)
主人公。突然行方不明となった母を捜すため、先祖代々伝わるスターリングを持つ探偵スピカとして事件を解決していく。フィジカルが強く、2階から平気で飛び降りたり塀も簡単に飛び越える。得意科目は体育、それ以外は全て苦手。短気でおっちょこちょいで思い詰めたら一直線、悪を許さない正義感の持ち主で自らの危険も厭わない。
星沢薫子(ほしざわ かおるこ)
りりの母親で先代スピカ。ある日突然スターリングだけを残して姿を消した。
星沢警部(ほしざわけいぶ)
りりの父親で警部。りりの行動にはいつも心配させられている。
及川広海(おいかわひろみ)
りりのクラスにやってきた転校生。アメリカの大学を卒業した秀才で犯罪心理学を学んでいた。りりとは6歳まで同じ幼稚園に通っていた幼馴染みだったが、りりはすっかり忘れていた。