カードテキスト
概要
『遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記』の予選通過者に配られた限定カード。後に、大会景品カードのレプリカ版を集めたパック「PREMIUM PACK3」で再録された。
フレーバーテキストの通り、獣戦士通常モンスターとしては最高の攻撃力2750を誇る。地属性通常モンスターとしてもトップクラスの座を維持している。また、登場から20年以上経った現在となっても獣戦士族の最上級通常モンスターはこのカード含め2枚しか無い点もアイデンティティである。攻撃力2750も現在5枚しか存在しないなど、やたらと珍しい要件を備えている。
現在となっては神獣王バルバロスなどの有用獣戦士族カードが存在しているが、スキルドレインの影響が元々無いために併用しやすい、通常モンスターサポートの恩恵に預かりやすいなどのメリットはある。
また、完全なネタだがユニオン・キャリアーで千年の盾を装備させることでパーフェクト千年原人になることも可能。
ゲーム作品ではステータス面を鑑みてか、儀式モンスターにされている(儀式名は「千年原人の復活」)。素材としてサイクロプスや千年原人などが要求されることが多い。
原作・アニメ
景品カードとして配られたもののため、原作には登場しない。
アニメではアニオリの乃亜編で登場。
いかつい見た目の戦士・獣戦士族を好んで使っていた本田のデッキに入っており、手札に描かれているシーンがある。本田のトレードマークバーバリアン1号は戦士族だったりするが、戦士・獣戦士両サポートのカードもあるので共存は可能だろう。
ゲーム
ゲームオリジナルの儀式魔法『千年原人の復活』で召喚される儀式モンスターとして登場。
特定のモンスター(DM2と封印されし記憶ではサイクロプスと千年ゴーレムとタイガー・アックス、DM3以降ではサイクロプスとモンスター2体、『継承されし記憶では』と千年ゴーレムと2体の獣戦士族モンスター)3体を生贄に指定し、継承されし記憶のみ『岩石族モンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算時のみ攻撃力・守備力が900ポイントアップする』という効果を持っている。
余談
「原人」と名乗っている割に明らかに文明の産物である金属製の装身具、武器、ブーツなどを身に着けている青肌ピンク髪の一つ目マッチョというファンキーな出で立ちの時点でだいぶ出オチ感があるが、このカードにはもう一つ重大なツッコミどころがある。
それは「千年アイテムを持つ原始人。」という、原作の世界観と全く合致していないフレーバーテキストが書かれている点である。同じく、原作を無視したフレーバーテキストが書かれてしまった例、それも千年アイテムがらみでは千年の盾があるが、あちらはすぐにテキストが修正されたのに対し、こちらは後に再録されようが英語版が出ようが全くテキストが修正されておらず、力で押し通している。
しかも、イラストに書かれている武器は一応金色ではあるがどう見ても千年アイテムではない。実際に千年アイテムを持ち歩いていたら、本項トップのイラストのようになるはずである。
その後、とうとう千年の眠りから覚めし原人としてリメイクされ、あちらはイラストで千年の盾を装備している。
関連タグ
本田ヒロト:一応の使用者
エビルナイト・ドラゴン:大会景品→再録→アニオリ採用カード繋がり。