概要
てんとう虫コミックス35巻及び、藤子・F・不二雄大全集10巻に収録「しずちゃんとスイートホーム」に登場。
普段は片手で持てるほどのサイズで、玄関のスイッチを点けると広間のハート型のライトが点灯し、この家に2人の人間が入ると、後から入った方が先に入った方を激しく好きになる。ちなみに同性同士でも効果があり、家から出ると効果は消える。
ストーリー
のび太はしずかが出木杉に手編みのマフラーを渡しているのを目撃し「この世の終わりだ!!」と嘆き出す。そしてジャイアン、スネ夫に声をかけられても言葉を返す元気もないほどに落ち込み、部屋に戻るとドラえもんを嘘つき呼ばわりし事情を説明。だが焦って言ったためドラえもんには意味は届かなかった。
けれどものび太がヤキモチを焼いていることは想像できたため、のび太を連れて空地に移動し、ここに愛を育てる家こと「即席スイートホーム」を建てることにした。だが室内に入った際、早くも道具の効果でのび太はドラえもんに好意を持たれ追いかけ回されてしまう。家の外に出たことで何とか効果は消えたので、のび太はしずかを連れて来るため彼女の家に向かって行った。
だが着いた時しずかは宿題の際中で、「一緒にやろう」と誘い。「勉強の相手としては適当じゃない」と言われたものの連れて来ることには成功した。しずかが先に入ろうとしてしまったりしたが、「入る順番が大事」と説明してのび太が先に入り、計画通りしずかに自分への恋心を持たせることに成功する。そして本当に好きなのはのび太だけで、さっきのマフラーはいつも勉強を教えてもらっていることへのお礼だったと説明されると、のび太も「僕もそうだと思った」と機嫌を直して部屋を案内し始めた。
そしてしばらく2人で背中合わせになっていたが、しずかは台所がついていることを思い出し、ホットケーキを焼くため材料を取りに外に出て行った。だがこれにより効果が切れて我に返り、帰って行ってしまった。そのことに気付いていないのび太はしずかのホットケーキを楽しみに待つが、その頃しずははジャイ子と会っていて、のび太がどこにいるか聞かれたため教えていた。
そして今度かくギャグマンガの主人公のモデルにしたいと、ジャイ子がやって来て家に入ったあtめ、のび太は好意を持たれてしまった。追い回されたものの外に出たことで何とか治まったが、通りかかったジャイアンが訳を聞き、のび太を捕まえようとスネ夫と共に家に入って行った。
一方その頃のび太はしずかにスイートホームに戻って来てほしいとお願いしていたが、あそこへ入るとおかしくなると言われ、宿題を理由に断られてしまった。だがカバンを忘れていたことを思い出して取りにも戻ったが、家の中にはズタボロになって助けを求めるスネ夫と、「俺がこんなにも愛しているのに!!」とスネ夫を捕まえるジャイアンがいて、この光景にのび太としずかはびっくりしていた。