概要
遊戯王OCG12期第4弾のLEGACY OF DESTRUCTIONで登場にて登場する幻想魔族の効果モンスターカード。
罪宝関連カードに登場するモンスターカードであるが、これまでで登場した幻想魔族と同様にウジャト眼の模様も一部に存在している。
黒魔女ディアベルスターとはレベル・攻撃力・守備力が一致しており、微睡の罪宝-モーリアンのイラストからライバル関係である事がうかがわれる
全体のカラーリングもあちらが黒で、こちらが白で対になっている。
カードテキスト
効果モンスター
星7/光属性/幻想魔族/攻2500/守2000
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分か相手の墓地に「罪宝」カードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はセットされていない魔法・罠カードを発動できない。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する状態で、
フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合、自分及び相手フィールドのカードを1枚ずつ対象として発動できる。そのカードを破壊する。
解説
(1)は罪宝がどちらかの墓地にあるとチェーンブロックを組まずに特殊召喚ができる。
ある程度罪宝を使用するデッキであれば条件は満たしやすい。相手の墓地にあっても条件を満たすので、後攻1ターン目にいきなり出す事もできる。
(2)は魔封じの芳香に似た効果で、セットを強要する性質上下記の(3)と相性が良い効果となる。
芳香とは違いセットしてからすぐに発動出来るので通常魔法はセット経由で発動可能だが、そもそもセットができないペンデュラムモンスターはスケールに置けず、速攻魔法が軸となるピュアリィや神碑は出されるだけでも非常に苦しくなってしまう。
なお、この効果は「カードの発動」についてなので、永続カードや魔法罠の墓地効果のような「効果の発動」については制限がつかない。
(3)は魔法罠のセット時に発動できる除去効果。
(2)の効果で魔法罠のセットを強要出来るため、発動機会には困らない。微睡の罪宝-モーリアンの墓地効果を使えば能動的な発動することも出来る。
(2)の効果でいわゆる「返し札」を封殺出来るのが強力。
廻る罪宝での特殊召喚に対応したステータスなので出す難易度も高く無く、ペンデュラム系デッキに対して強烈なメタになるので使い手にとっては悩ましいカードである。
登場当日にカードのセットを封じるダーク・シムルグと同時に展開する魔法罠への封殺展開も考案されたりもしたが、そもそも現在の主流となるモンスター効果には何の耐性もなく、それに対する妨害も行わないといった欠点があることは忘れないようにした上で評価すべきなのは確かだろう。