概要
遊戯王OCG12期の2つ目の通常弾「AGE OF OVERLORD」にて初登場した効果モンスター。
本人のビジュアルや、カードの強力な効果から人気のあるキャラクター。
外見
設定画によると、武器としては腰に横向きで携えた剣(ダガーとのこと)を持っており、またこの時点で少なくとも2つの罪宝を所持している。
一つは上着を鎌のような武器に変化できる死の罪宝-ルシエラ。もう一つは肩とリュックから狼の頭部ような魔物を召喚できる裏切りの罪宝-シルウィア。後者は設定画からのみ確認可能。
これらの罪宝には意思があり、性格もルシエラは過保護、シルウィアはカワイイもの好きでお上品という設定があり、それぞれに憑いてる服を脱いでもディアベルスターについて来るとのこと。
顔の仮面(OMEN)は着脱可能で、罪宝使用時に目の部分が黄緑色に光る。設定画の時点ではこれ自体が罪宝であると明言はされてない。
また、カードイラストからも分かる通りかなりのものをお持ちである。
カード性能
カードテキスト
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは自分の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送り、手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「罪宝」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
(3):このカードが相手ターンに手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。自分の手札・フィールドからカード1枚を墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
解説
2つの展開効果と罪宝魔法・罠をフィールドにセットする効果を持つレベル7のモンスター。
(1)は手札かフィールドのカードをコストに展開できる効果で、自分から発動したロック系の永続罠や送りつけられたデメリット効果を持つ一部モンスターを除去する使い方も出来る。
(2)の効果は直接セットする効果なので灰流うららにも引っかからない。
(3)の特殊召喚は効果処理時にカードを墓地に送るので、チェーン発動した罠・速攻魔法や「効果で墓地に送られた場合」に発動できる効果を持つカードを送ると無駄がない。
(2)でセットするカードの筆頭としては展開札となる原罪宝-スネークアイ。
スネークアイ以外にもレベル1・炎属性が初動となるR-ACEや炎王などのテーマに混ぜる他、星杯の神子イヴなどの5シンクロを作れるTGロケット・サラマンダー、進化の特異点経由でエヴォルカイザー・ラーズに繋げられるエヴォルド・メガキレラなどのスネークアイとは全く関係ないテーマにも採用が検討できる。
ディアベルスターをコストにしない場合はジェット・シンクロンをリクルートし、ディアベルスターと合わせてレベル8シンクロを作る事も可能で、混沌魔龍カオス・ルーラーが禁止になる前はティアラメンツなどでも採用されていた。
EX及びメインデッキの枠を取るという問題が出るが、後に出たアザミナに繋がる罪宝の欺きにした場合はより強力な展開になる。
ディアベルスター自身が欺きのコストになり、告死聖徒ルシエラーゴを経由する事で「背信聖徒シルヴィア(無効効果持ち)+墓地に原罪宝-スネークアイ」という状況が作れる。原罪宝の墓地効果で炎属性・レベル1モンスターを手札に加え、そのサーチ先の通常召喚から動く事で直接原罪宝を持ってくるよりも強い動きが出来るようになる。
増殖するG適用中に止まったり、コンボ等を考えずに単体で使う場合は裏切りの罪宝-シルウィアが選択肢となる。返しのターンで相手を妨害しつつ(3)のトリガーにもなり、次ターン以降の“罪宝狩りの悪魔”や原罪宝-スネークアイへのカウンターをあちらの墓地効果で封じることができるようになる。
登場以降、炎属性レベル1を使うテーマにて常に必須級の出張パーツとなっていた。
途中でサーチカードとなる罪宝狩りの悪魔の規制を受けつつも1年以上大会環境で活躍しており、上記の通り無効妨害を構えつつ初動に繋げられるアザミナの登場など出張パーツとしての強さが許容出来なくなった為か、2024/10/1のリミットレギュレーションで制限カードとなった。
余談
- 実装時点でセットできる罪宝カードは同弾で収録されたもの以外にも、1つ前に出た「反逆の罪宝-スネークアイ」を含んでいる。
- 新世壊の時と同じ収録法則であり、各種カードイラストでは“罪宝狩りの悪魔”として指名手配されていたり、スネークアイの関連カードの中に登場していたりと、登場当時から新たなストーリーテーマでは無いかと予想されていた。
- これから強化が続くであろうストーリーテーマのカード(と思われる)であることに加え、実装から間もない大会での実績、カードイラストや設定画のビジュアル面などから非常に人気が高い。
- 歴代主人公のエースモンスターと同じステータス(ブラマジのみ守備2100)に加え、敵対関係にドラゴン族・攻撃力3000・守備力2500の◯眼の◯龍がいる(蛇眼の炎龍)…という要素から、幻惑の魔術師の時と同様歴代アニメを意識できるような作りになっている。また、黒魔女という事からブラック・マジシャン・ガールもモチーフに入っていると思われる。