天霆號アーゼウス
ねがろぎああーぜうす
脅威/神に対抗するため生み出されたのは、
皮肉にも神の名を冠する魔物だった。
号されし天霆の名の如く、
その雷は空を焼き、星を砕き、神を殺す。
『人類最大最後ノ究極的一撃ヲ以テ災禍ヲ撃滅スベシ──』
【反攻兵器AA-ZEUS】
『反攻兵器AA-ZEUS』は、脅威による幾度もの全滅、
尚も諦めず、人類が全てを捧いだ末に辿り着いた最大最後の反攻兵器。
それは運命に抗い、全てを滅する十二番目の矛
天を覆い、全てを呑み込む恐るべき霆
宙を裂き、万象を震えさせる轟々たる號
故に喚/呼ばれし其の姿
"────神をも殺す最終兵器"
遊戯王OCGのカードの一枚で、光属性・機械族のエクシーズモンスター。
2020年発売の「PHANTOM RAGE」で登場。
汎用性の高さからXモンスターの中でも採用率はトップクラスで、それを踏まえてか制限カード(投入していいのは1枚のみ)に指定されている。
エクシーズ・効果モンスター
ランク12/光属性/機械族/攻3000/守3000
レベル12モンスター×2
「天霆號アーゼウス」は、Xモンスターが戦闘を行ったターンに1度、自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):自分・相手ターンに、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
フィールドの他のカードを全て墓地へ送る。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの他のカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。手札・デッキ・EXデッキからカード1枚を選び、このカードのX素材とする。
戦闘を経由する必要はあるものの、あらゆるXモンスターに重ねて召喚できる。しかも条件さえ満たしていれば、戦闘していないXモンスターにも重ねられる。
(1)の効果はフリーチェーンで、素材がある限り同一チェーン上含めて1ターンに複数回発動できるので、驚異的な制圧・除去能力となる。特に「破壊効果」ではないうえに「対象を取る効果」でもないために、大凡の耐性効果を貫通して場を平らげてしまう。
召喚条件に関しては、似た様な効果を持つカードに「No.27弩級戦艦-ドレッドノイド」が存在するが、あちらは自分自身が戦闘で相手モンスターを破壊したバトルフェイズ終了時にモンスター効果を発動して自分自身の上にランク10以上の機械族Xモンスター1体を重ねるという形である。攻撃力もそこまで高くないので条件を満たす難易度がアーゼウスより高いが、この効果で重ねたモンスターに追加で重ねればX素材のかさ増しが出来るので併用する意味はある。
基本的には1枚の採用で事足りていたが、そもそもが強力な上に十二獣などの一部デッキでは複数採用が行われた為、2021年10月に制限カードに指定されてしまった。一応自身は何の耐性も持っていないので、召喚を無効にしたり、破壊効果で道連れにしたりといった方法で対応できないことも無いが、それでも召喚条件が易し過ぎるため制限指定も是非も無しであったということだろう。
その後はマスターデュエルの2024年7月11日にて準制限に緩和されたのをきっかけに緩和の流れが続き、OCGでも2024年10月1日にて制限解除となった。
相手の盤面に関係なくダイレクトアタックが行える。加えて素材も増やしやすい。
それぞれカテゴリ指定無しにランク3以下、ランク5,6に重ねられるエクシーズモンスター。これらを経由する事で元のX素材数が0でも効果1回分の素材数が用意できる。
このほか持前の汎用性の高さに加え、エクシーズテーマであるRR、メルフィー、軍貫、エクソシスター等とは外見に反した相性の良さがネタにされやすい。
特に《わくわくメルフィーズ》でアーゼウスを出す動作を「わくわくアーゼウス」と呼ぶことも多く、収録パックが同じかつ連番というのが公式からもネタになっている。
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すべて見る天霆號アーゼウス「どうしてあのロボは百合の間に入って許されるんですか!僕も許してください!」
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