向水ひな子
むかいみずひなこ
CV:川栄李奈
『きみと、波にのれたら』の主人公兼ヒロイン。
千葉県某大学の水産学部に通う大学生。サーフィンが大好き。
小さい頃からうっかり者で、オムライスが好きだが美味く作れずにいた。苗字から「向こう見ず」と仇名がつけられたこともある。
好きな動物はスナメリで、愛用のオレンジ色のサーフボードにもスナメリのマークが入っている。
引っ越した先のアパートがバカな動画配信者の失火で被害を受け、屋上に避難した所を消防士の雛罌粟港に救助される。港がサーフィンの光景を職場から双眼鏡で見ていた(笑)のがきっかけで港にサーフィンを教えることになり、それが縁になって恋仲になる。もちろん、Cまで行った。
サーフィン以外特にやりたいことも見つからず、何でもそつなくこなす港に少しコンプレックスを抱いていたが…?
以下、重大なネタバレにつき注意
過去にひな子は「雪雲が晴れた海はいい波がくる」と港に伝えていた。港はその事に興味を持ち、休みの日に一人でサーフィンに向かう。だが、港はそこで溺れていた青年をとっさに救助に向かい、助け出した。
自らの命と引き換えに。
最愛の人を失い、半ば廃人となっていたひな子であったが、二人の思い出の歌「Brand New Story」を口ずさむと、水の中に港の幻影が浮かぶことを知る。港の霊魂は未だにひな子のことが心配で、現世に留まっていたのである。
その事を知ったひな子は港といつでも一緒にいられると思い、周囲の目も気にせずに透明水筒や水風船(スナメリ型)を依代に所かまわず港を口寄せ(降霊)し、楽しい日々を送っていた。
ひな子以外に港を見ることができる人はいなかったため周囲の人々はひな子が港を失ったショックで精神を病んだと思い込み(当たり前である)、心配し出す。そして港が現世に留まれる時間も、徐々に短くなっていった。
…そんな中、ひなこは自分でも覚えていなかったとある過去の出来事に邂逅することとなる。