墓守の巫女
はかもりのみこ
黒を基調とした服装のものが比較的多かった墓守モンスターのなかでは珍しい、白を中心とした衣装を身にまとうメカクレの女性風モンスター。服装や、頭にかけている千年アイテムを彷彿とさせる装飾品など、どこか初代遊戯王に登場した某人物を彷彿とさせる容姿をしており、よくよく見ると腰がほっそりしていて胸が割と大きいなど、スタイルもどことなく似ている。
表側表示で存在する限り、フィールドは「王家の眠る谷-ネクロバレー」になるという「海神の巫女」の墓守版ととれるような効果と、墓守と名のつくモンスターの攻守を少し底上げする効果などを持つ。
(紛らわしいが「伝説の都アトランティス」のような、"このカード名はルール上「~」として扱う。"の類の効果とは似て非なるものなので、使用する際は混同しないよう注意が必要になる。)
前半の効果はネクロバレーが表側表示で存在することを条件とする、一部の関連カードの使用に役立てるのだが、このカード自体には戦闘などに関する耐性がないため、フィールドから容易に離されてしまう。また、ネクロバレーの特色である墓地メタ効果を内蔵している訳ではないため、このカードをネクロバレーの代用品として投入するより、「テラ・フォーミング」や「メタバース」など、ネクロバレーを確保するサポートカードを用いたほうが優位に持ち込める局面も少なくないのが現状。
ステータスの上昇値もネクロバレーより控えめなのも厳しい。
もし活かそうとするのであれば、「墓守の使徒」や「墓守の召喚師」などとともにランク3素材として使える点、祭殿や王墓の発動条件を一枚で満たせる点などを活かすことになるか。
また、一応「禁止令」などで発動を封じられることや、「魔封じの芳香」などで使用するのを遅らされた際に、かいくぐるのには役立つか。
もっとも、OCGカードとしての性能は高いわけではないものの、イラストの人気は悪くないのか、ピクシブでは遊戯王の登場人物とともに描かれているものや、壁画風のイラスト作品が投稿されている。また、タグとしてつけられてないものの、とある昆虫族の戦隊キャラとともに、四コマ作品に何度か登場しているといったケースもある。
また、デュエルリンクスでは需要はそれなりにある模様。