概要
Vシネクスト『忍風戦隊ハリケンジャーでござる!シュシュッと20thAnniversary』に登場するハリケンレッドの強化形態にして、ハリケンジャー初の強化形態…と思われる形態(後述)。
黄金の顔当てに赤と青の着物、白い乱髪を身に着けた歌舞伎役者のような姿が特徴。
薙刀のような武器を使用する他、腹のあたりには刀剣が差しており、アウンジャの硬い装甲を貫くほどの硬さを誇る。
必殺技口上や戦闘スタイルも歌舞伎のような仰々しいものに変化し、アウンジャとオイランダを追い詰めるほどの凄まじい戦闘力を見せた。
装備
大江戸ハリケンジャイロ
変身アイテム。通常のハリケンジャイロとの差異はシノビメダルのみとなっており、回転させる事で普段は収納されている小羽根が展開するというギミックが備わっている。
手裏剣としては劇中未使用。
必殺技
「妖魔必滅の刃、受けてみよ!」
超忍法・大江戸疾風斬
薙刀から光刃を飛ばして敵軍を一掃する。
現代のハリケンレッドの疾風流剣技・疾風斬に相当する技。
超忍法・大江戸ハリケーン
吼太郎らがジャンプ台となり、大江戸ハリケンレッドが空中回転した勢いで敵を一刀両断する技。
アウンジャへの決まり手となった。
疾風迅雷天空超忍剣
敵に薙刀を突き刺して九字を展開し七色のエネルギーを送り込む技。
トドメに袈裟斬り、薙ぎ払いを繰り出してオイランダを撃破した。
劇中の活躍
「やぁやぁやぁ!遠からん者は音に聞け!近くば寄って目にも見よ!」
「我こそは、時を越え、運命を超え、心を一つに集いし魂なりぃ!」
「疾・風!迅・雷!」
「大江戸ハリケンレッド!あ、誕生~っ!」
変身者はこれまでハリケンレッドに変身して戦ってきた椎名鷹介ではなく、彼のご先祖様の鷹之介。任務半ばで制限時間により現代(鷹之介からみた未来)に帰還したハリケンジャーたちに代わり、彼らから送られてきた大江戸ハリケンジャイロを用いて変身した。単独で戦闘を行っている。
アウンジャ、オイランダを倒した後、ジャイロ自体も役目を終えたかのように消滅した(現代に再転送されたかは不明)。
余談
情報公開時はVシネクスト(Vシネマ)では珍しいものでもなくなった強化フォームと思われたが、実際のところハリケンレッドの強化フォームかといえばそうとも言い切れない微妙な立ち位置のキャラクターとなっている。
というのも上述のように変身者が通常のハリケンレッドとは異なっている上、変身アイテムの大江戸ジャイロの開発経緯などの一切が語られなかったこともあり、強化形態とももう1人のレッドともとれる微妙な存在。
見た目こそ豪華絢爛な装束を纏ったハリケンレッドという趣ではあるが、前述のように武器が通常よりも限られている事、劇中での扱いも緊急的な措置として誕生した戦士的な側面もあり、戦隊ヒーローの長い歴史の中でも類を見ない特殊な立ち位置のヒーローとなった。