概要
胸あたりから伸びる曲がりくねったヤギと思われる大角をこしらえたドデカい甲冑に石をそのまま括りつけたみたいなハンマー「巨人砕き」を手に持つ冒険者、『褪せ人』の一人。
本来、褪せ人というのは導きを受けてデミゴッドを屠って大ルーンを手にし、そのままエルデの王となりエルデンリングを修復することをその使命とするが、彼はエルデの王を目指しておらず、専ら他の褪せ人が使命を達成するための助けとして困難なステージに召喚サインを書いて待っているという一風変わったスタンスを取っている。
プレイヤーのみならず、多くの褪せ人が彼の助けを受けながら冒険を進めていったらしく、『助勢の騎士』の二つ名を賜っている。
彼の「攻略を率先して行わず、他プレイヤーの助けとなる救援マルチに入るのを好む」というのはこれまでのソウルシリーズでもあったユーザーのプレイスタイルでもあり、所謂「白バイト」と呼ばれるプレイヤーと全く同じことをしている。ある意味プレイヤーのスタンスを公式が逆輸入した形と言えるだろう。
強さ
味方として
ラダフェスで有名な星砕きのラダーン戦以外にも、「溶岩土竜マカール」と「竜のツリーガード」戦前で救援サインを書いている。
ラダーン戦では他にも多くの褪せ人を呼ぶ大規模レイドバトルの様相を呈している上に彗星の如く突っ込んでくる攻撃で一撃死するため目立たないが、溶岩土竜マカール戦や竜のツリーガード戦では高い耐久とHPでタンク役を買って出てくれるため、狙われると厳しい祈祷や魔術ビルドでプレイしている褪せ人諸君にとって非常に心強い存在となってくれる。
後述する方法で殺害してしまうとこれらの救援に登場しなくなるため注意。
敵として
実はそんな彼と戦うことができる。同胞狩りを行っている狂人集団「火山館」に属し、ある程度依頼を進めると、本来彼の抹殺を請け負っていた人物から横流しの形で任務を受け取り、彼と戦闘が可能。
ずんぐりとした見た目以上にスタイリッシュに動く。距離を取るとアーバレストによる高火力物理ボルトが飛んでくる他、距離を詰める際にヒップドロップという技を使う時がある。この技は範囲攻撃であるため、距離を離しても衝撃波ダメージを受けて吹き飛ばされ、体勢を立て直そうと混乱してるうちに巨人砕きにその頭蓋をブチ割られることになる。
とにかく見た目通りの攻撃力と耐久を持っているため、距離を詰められない、出血や凍傷等のデバフでダメージを稼ぐなどの工夫が必要となる。
殺害に成功すると彼の装備である「大山羊」シリーズの装備を手に入れられる。見た目通りのどっしり感そのままの重量であるため相当な持久力(もしくは重量をいじれるタリスマン)を要求されるが、高い防御力と強靱値を持っている。特に「大山羊の鎧」はその堅牢さの根幹を担っており厨装備として愛され、胴装備をコレにし、頭を白面にしてエレオノーラの双薙刀や屍山血河等の出血武器を手に取ったプレイヤーの装備構成は攻守ともに優れた対人最強構成とされており(別名「白面乳首」)、今日も多くの褪せ人を命を失くしても尚助けている。