概要
モチーフは性欲と肉体的愛、それに伴う不浄と穢れを象徴するアステカ神話の豊穣の女神トラソルテオトル。
シリーズ初出作品は「女神異聞録ペルソナ」。
ただし、ペルソナでは“夜魔”種族の悪魔であり、種族の関係かサキュバスの色違いデザインだった。
後の「ソウルハッカーズ」では“女神”種族の中堅悪魔として金子一馬氏によるデザインで登場。
口元が黒く塗られた(不浄の象徴)青い髪の女性が、アステカの絵文書風の拵えがされた洋式便器から上半身を乗り出すというインパクトのあるデザインで、氷結属性に特化した防御相性と各種状態異常回復スキルを所持していた。
「真・女神転生Ⅳ」では『砂漠の東京』で受注できるチャレンジクエスト「唯一の食料」に登場。池袋シェルターに大量のトウモロコシを有するトラソルテオトルを食料調達の依頼を受けた主人公が討伐しに行くというもので、トラソルテオトルは交戦後にトウモロコシの貯蔵場所を告げて消滅する。
直後、その場に現れた悪魔が主人公にある事実を語る。
トラソルテオルは神から人類を滅ぼすために遣わされた存在だったが、一方で己の豊穣の力より生じたトウモロコシを人類に分け与えたいという二律背反に苦しみ、自分が討たれることで食料を人に贈るという選択を取ったのだという。
また、トラソルテオトルに力及ばず殺された者の魂は女神の浄化の力を受けており、悪魔は浄化された魂を回収しに来たという。そして砂漠の東京の人々がトウモロコシを運び出すところで、クエストは達成となる。
なお、同クエストで訪れる池袋シェルターは異臭がするというメッセージと共にアイテム『運の香』が発見できる部屋があるなど、はっちゃけた面もある。