概要
初出作品は地方都市「平崎市」を舞台に、日本の妖怪が悪魔として多数採用された『真・女神転生デビルサマナー』で、種族「妖樹」の最下位の悪魔として登場。
外見は幹にドクロが埋め込まれている、枝先が手になった血のように真っ赤な葉の生えた樹木で、モチーフは戦場の死体から血を吸うことで、いつまでも瑞々しい姿を保っているという呪われた吸血樹木の妖怪である。
『デビルサマナー』の段階では、金縛り付与の「マグネストーム」と枝による「どくひっかき」を持つ悪魔だったが、『ソウルハッカーズ』の冷凍倉庫であるダンジョン「湾岸倉庫」に出現する悪魔として氷結魔法「ブフ」系を得意とする悪魔に設定されたことから、『葛葉ライドウ』シリーズで氷結系魔法(水属性)を得意とする管属「銀氷属」の悪魔に採用されている。
なお植物は体内に水分を貯め込み、生命活動のために有効に利用することからの設定であるとも考えられる。
元ネタ
実はこの悪魔のモチーフとなった妖怪「樹木子」は、邪鬼ガシャドクロや妖獣フォービ同様に昭和の妖怪図鑑で創作された比較的新しい伝承で、それ故なのか『デビルサマナーシリーズ』や『TCG』くらいにしか登場していない。