寄生生命体宇宙植物
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きせいせいめいたいうちゅうしょくぶつ
寄生生命体宇宙植物とは『ウルトラマン80』に登場する植物である。
第39話「ボクは怪獣だ~い」に登場。
宇宙から円盤(実は風船のようなものだったらしい)にのって種の状態で飛来し、種を偶然飲み込んだテツ男をテツオンに変えた元凶。
テツ男の体内に根を張り、テツ男を体から分泌した麻酔液で眠らせた後、体内にあるメタモルタンクから作られたメタモル液でテツ男の細胞を作り替え、怪獣にした。
普段は大人しいが、敵が接近すると触手と根で攻撃し、花弁と本体が分離する。
最期は80のサクシウム光線を受け消滅。それと同時にテツオンも元のテツ男に戻った。
なお、その正体は“宇宙のどこかの誰か(異星人の子供?)が、花の種を風船に括り付けて大空へと飛ばすような感覚で宇宙へと飛ばした花の種のようなものではないか?と”物語の最後で憶測されていた(つまり、今回の事件は偶発的な事故だったということ)。
ナレーター「テレビを見ている君も、変なものを口に入れると、怪獣になっちゃうかもしれないぞ!気を付けて!」
以前は別名はつかず、単に宇宙植物と記述されていた。
「植物」なのに「寄生生命体」と言うのも妙だが、宇宙は広いと言うことだろう。
この宇宙植物によって怪獣化したテツ男は、劇中では空腹のあまりパン屋で品物を食い逃げするなどの騒ぎを起こしはしたが、その怪獣としての能力の使用を子供らしく遊びの範疇で留めている。
もし寄生されたのが彼では無く、邪な心を持った人間が変身していた場合、大きな事件になっていた可能性があった。テツ男やその両親にとっては途方も無い災難ではあったが、テツ男が心までも怪獣になってしまう様な人間では無かったのは不幸中の幸いだったとも言える。
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