概要
1994年(平成6年)~2010年(平成22年)頃まで製造された小糸工業製(現コイト電工)のアルミ灯器。
A型は側面のネジ止めが2本あり、灯器に切れ目がある点を除けばD型灯器とほぼ同じ灯器デザインとなっている。
2000年(平成12年)ごろから信号電材のフードに似た深い庇が採用され、2005年(平成17年)頃からLEDに移行。
しかし、その当時の小糸の薄型灯器は背面プレスの影響で高価だった為、他社が薄型へ移行してゆく中でもLEDは厚型を採用している自治体も多かった。
そして京三製作所や日本信号は電球式打ち切りになった際に当モデルの深庇D型をOEMとして採用していた。
又、これとは別に京三では福岡県などで当灯器のOEMも浅庇時代に採用されている。
これらは基本的に銘板で見分ける事になるが、LED式がないのが特徴となっている。
アルミのモデルとしてはA型とD型が教習されたデザインだった事、他社より薄型化が遅れていた影響で最も多い。
都道府県によっては西日対策仕様の長庇灯器や25cmの外庇灯器も存在する。
前者は岩手県、東京都、徳島県などで、後者は三重県や静岡県などで採用されていた。
尚、赤だけ30cmはこの灯器では一切採用されておらず、群馬県はこの灯器が採用されると同時に30cmに完全移行し、栃木県はD型になってこの灯器が採用された上、30cmに統一されている。
大体の都道府県ではA型採用からこの灯器されて始めたが、石川県、愛知県、北海道、前述の栃木県などではD型から採用される都道府県もあった。
尚、D型になってもデザインは同じ為、矢印を含めて1灯、2灯の場合は原則A型を採用されている。
その後、2009年(平成21年)頃から背面プレスが無くなった薄型灯器が普及した影響で2011年(平成23年)前後で製造が終了し、薄型に移行した。