「はぁ~…みんな可愛いなぁ! 可愛すぎてため息が出ちゃう! まとめてギューってハグしたい!」
「これはあたしの実力をアピールする大チャンス♪」
プロフィール
人物
蛍丸を携えた大太刀使いで、華奢に見えて実はパワータイプ。流派は不明。
刀使になってから髪を伸ばしているが、その先端は蛍丸の刃によって切れて細くなってしまっている。
左腕には、病弱なため入院生活を送る妹・末久(みく)からもらったハンカチを巻いている。
かなりアブノーマルな性格ではあるが実は妹思いで、両親の稼ぎだけでは治療費が賄えないために刀使を志したという切実な動機がある(これに加えて「かわいい女の子がたくさんいる」、「女の子の危機を救える」といった個人的な欲もあるが)。仕事の合間にしばしば病院に出向いては病床の妹を元気づけている。自身の実力をアピールすることに執着するのは、上の人間に実力を認められることで高い地位を得て、給料を少しでも上げるためという切実な目的のためである。
可愛い女の子に目がなく、その言動で女の子たちを度々動揺させるが、実はそれによって怒ったり戸惑ったりする顔を見るのが大好きという変わった趣味を持つ。冷たくされすぎるのは苦手なようだが、時にはそれすら喜んでいることもある。
このため、自分がライトな変態だと自覚してはいる。
清香が特にお気に入りなのか、本編ではしばしばハグを催促する、清香の誕生日ボイスにはプレゼントを渡すと言って恐怖を感じるレベルで言い寄ったり、イベント会話では下心丸出しのマッサージ券を渡すなど度々アプローチを仕掛けている。
あげく振袖衣装版では、清香相手にヨダレを垂らしながらよいではないかを実践している。
とはいえ剣術の腕は確かなようで、ミルヤからは「瞬発力はないものの、一撃が重く的確に相手を捉えている」「どれだけ揺さぶられてもぶれない優れた体幹の持ち主」などと評価されている。また、一見ふざけているように見えるが常によく考えて動いており、真面目な場面も見れば普通に芯の通った少女である。メインストーリーでは美炎が抱えることになった危機を前にひっそりと涙したり、OVAでは自分に出来ることを探してコヒメを諭すなど友達思いな面も強い。
ゲーム版
メインストーリー
メインシナリオ第2部第2章からの登場し、後にゲームでもプレイアブル参戦が告知された。
学長の相楽結月の命令を受けて赤羽刀調査隊に参加することになり、一足先に青砥館で待ち受けていた。なお、舞草関連の事情もすでに理解している。
プレイアブル後はイベントにおいての出番も大幅に増加するようになった。
その人懐っこくコミュ力の高い性格から素早く仲間として溶け込んだが、交流を深めるうちにチームメイトにも段々とそのブレない性格を把握されてきている。
特に同じ綾小路の生徒にして先輩の木寅ミルヤからは特に冷たくあしらわれてしまっている。
第3章では調査隊が一時解散同然の状態となり、他の刀使と同様にあちこちに遠征させられていた。その後は調査隊らと合流し、燕結芽の帰還計画に参加する。
しかし水面下ではタギツヒメ近衛隊の候補として、ミルヤや葉菜らとともに名前があげられて、近衛隊としての面談を受ける。給料の高さを理由に入隊を希望していたものの、ノロを身体に受け入れるという条件がネックとなって話を蹴ることとなった。
その後、調査隊に水面下で動くタギツヒメや綾小路の動きを伝えるため、ミルヤや葉菜と別れて帰還を目指す。
しかし皐月夜見の襲撃により帰還に失敗し、葉菜と一緒に捕縛されてノロを注入され、タギツヒメの近衛隊所属の冥加刀使として、調査隊の前に立ち塞がることとなった。
ノロの注入後も女の子好きな点は変わらずながら不穏な空気となり、拒否していたはずのタギツヒメに忠誠を誓うことに喜びを感じるようになっていた。
一方でノロの回収による特別ボーナスによる収入を当てにするなど、妹の病を案じた行動理念そのものを捨てているわけではない。
何度も調査隊の仲間達と戦う中でも、妹を優先して考えており、己の身を犠牲にしてでも大荒魂のノロを得ることで、大きな手柄を立てようとしたが、返り討ちに合う。
その後、目覚めてから密かに『相楽結月の用意した元親衛隊用の旧式ノロアンプルを注入することによって、支配力を中和・消滅させられるかもしれない』という話を聞き、「自分を歪めてまで目的(お金を稼ぐ)を果たしても、妹の喜ぶ顔は見られない」という結論を出し、調査隊からアンプルを引ったくって自ら注入し、タギツヒメの支配から強引に抜け出した。
その後、結月の仮説は正しかったのか洗脳からは離脱。当然身体はボロボロながらも、本気で仲間に刃を向けたという自責の念と、正念場に命を張る刀使達の姿を見て、調査隊復帰を志願する。
ドクターストップがかかっていたことから、真庭学長には当然この申し出を却下されたが、「どうせ止めても無断で出撃する可能性が高く、連絡の取れる仲間と団体行動を取った方がむしろ安全」という調査隊からの意見を得て、条件付きの出撃許可を得た。
ノロの影響下から以前の親衛隊のようにノロに飢えたり、体調悪化でグロッキーになったりしたものの、親衛隊に救われて持ち直し、決戦では救護活動をする面々を援護する役目についている。
『年の瀬の大災厄』後は葉菜よりも先に退院して調査隊に復帰、定期検診を行いながら経過を観察しているようである。しかしアンプルの二重使用による悪影響が懸念されており、本人は「調子がいい」と言っているが………。なお、同じく入院してリハビリを受けている葉菜に、拒絶されながらもしばしば顔を見せにいっている。
メインシナリオ4部と5部の間を描くOVAでは、人間と荒魂の関係に葛藤するコヒメに対して冥加刀使になった経験がある由依だからこそ伝えられると姫和の助言もありコヒメの攻撃を受け流してコヒメにもう寂しくないよと諭している。
ゲームでの扱い
新参キャラでありながら、あまりにも濃いキャラ付けのためか非常に人気が高く、人気投票では6位と健闘している。
ゲーム中では火力重視のパワーキャラで、専用の御刀も含めて体力吸収の能力に長ける。
2周年記念では祭祀礼装バージョンも登場し、本家バージョンをさらに推し進めた凄まじい能力を得ている。
本編では強制的に悪堕ちさせられ洗脳されるなど、ファンには辛い展開が続いている一方、イベントではそんなことなどなかったかのように毎回暴走している、しまいには警察に逮捕までされた。いつかアイツはやると思ったよ…。
みにとじ
転属によってどこかの島に飛ばされたらしい。しかも清香から不在の事実を問われたミルヤには「あの変態は島に飛ばされました」と、ど直球な呼ばれ方をされている。
なお、みにとじ公式サイトのキャラ紹介ページでも、シルエットながら追加されるなど、妙な存在感を滲ませている。
智恵曰く、薫と同じくあちこちに飛ばされているらしく、1話以降もあちこち飛び回る毎日を送っているらしい。
第9話にてようやく公式同様のシルエット+声付きで登場し、花火大会が行われるという話を聞きつけて、浴衣の写真を手に入れるためスマホでなんとか連絡を取ろうとしている姿を見せた。
シルエットなのはおそらくみにとじ用のキャラデザが用意されていないためか…。
なおこれに合わせてか、みにとじの映像ソフトの初回特典には、ゲームで使えるサポートの由依が封入されることが発表され、カードではみにとじデザインの由依がようやく描かれた。カードのスキル名を見るに、本編終了後には帰還できたようだ。