概要
1986年7月7日生まれ。福岡県太宰府市出身。京都大学法学部卒業。
作家を志すまではミュージシャン志望であったため高校時代にロックバンドを組み、ギターとボーカルを担当し作詞作曲もすべて手掛ていたが「小説の方が性格に合っている」と確信してからは迷わず書き続け、就職活動は一切しなかった。卒業後は福岡県に戻って実家の寺院に勤務しながら執筆を続け2011年に『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら あなたの淹れた珈琲を』が第10回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考に残る。受賞には至らなかったが、原稿を手直しした上で、いわゆる“隠し玉”として出版されたところ、わずか数か月で40万部を超えるベストセラーとなった。
作品リスト
珈琲店タレーランの事件簿シリーズ
- 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を(2012年8月 宝島社文庫)
- 珈琲店タレーランの事件簿2 彼女はカフェオレの夢を見る(2013年4月 宝島社文庫)
- 珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは(2014年3月 宝島社文庫)
- 珈琲店タレーランの事件簿4 ブレイクは五種類のフレーバーで(2015年2月 宝島社文庫)
- 珈琲店タレーランの事件簿5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように(2016年11月 宝島社文庫)
- 珈琲店タレーランの事件簿6 コーヒーカップいっぱいの愛(2019年11月 宝島社文庫)
- 珈琲店タレーランの事件簿7 悲しみの底に角砂糖を沈めて(2022年3月 宝島社文庫)
- 珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート(2022年8月 宝島社文庫)
道然寺さんの双子探偵シリーズ
- 道然寺さんの双子探偵(2016年6月 朝日文庫)
- 道然寺さんの双子探偵 揺れる少年(2019年5月 朝日文庫)
その他の作品
- 季節はうつる、メリーゴーランドのように(2015年7月 KADOKAWA / 2017年9月 角川文庫)
- 新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい(2016年11月 幻冬舎文庫)
- 病弱探偵 謎は彼女の特効薬(2017年7月 講談社 / 2019年9月 講談社文庫)
- さよなら僕らのスツールハウス(2017年10月 KADOKAWA / 2019年12月 角川文庫)
- 春待ち雑貨店ぷらんたん(2018年1月 新潮社 / 2021年3月 新潮文庫)
- 夏を取り戻す(2018年9月 東京創元社 ミステリ・フロンティア / 2021年6月 創元推理文庫)
- 九十九書店の地下には秘密のバーがある(2018年11月 ハルキ文庫)
- 下北沢インディーズ(2019年7月 実業之日本社)
【改題】下北沢インディーズ ライブハウスの名探偵(2022年10月 実業之日本社文庫)
- 貴方のために綴る18の物語(2021年5月 祥伝社)
Butterfly World 最後の六日間(2021年7月 双葉社)
- 鏡の国(2023年9月 PHP研究所)