概要
惑星カーマントーにあるシージラック王国の王女。フルネームは「プリンセス・オリビー・タイトネイブ」で、通称「タイトネイブ」。ミラージュには「出張騎士」として所属。語尾に「~じゃ」と付く口調から「ジャージャー姫」とも呼ばれている(命名は斑鳩王子らしい)。
パートナーは大剣聖ディモス・ハイアラキのパートナーだったファティマ・サロメ。
シージラックはかつての戦争でジュノーにあった国土を失い、カーマントー亡命後は王が式典に出席する服にも困るという貧しい国で、姫でありながら他国の王族らへの接待で舞を披露することが多かった。
脚が好きだからなのかダイアモンド・ニュートラルを好いており、彼のモータヘッドの営業で各国を回っていた。メヨーヨ朝廷への営業では、後の武帝となるクラーケンベール王子とのMHの手合いで引き分けたという腕前。A.K.D.では、天才的な舞いでブラッド・テンプルの契約を取り付けている。
2999年、バッハトマの騎士・ダイバーたちとジャコー・クォン・ハッシュが戦っていたところをダイアモンドの脚に頬擦りしながら高みの見物で初登場。3015年、再びA.K.D.へ営業に来た時、アマテラスが冗談で契約書にこっそり忍ばせた条文から姫はミラージュ入りすることになってしまった。
その結果、姫の言動を真に受けた錫華御前とダイアモンドが姫を奪還すべく、フロート・テンプルに乗り込むが、MHの整備直後で汚い身なりのまま「歓迎」の旗振りまでさせられたアマテラスとあっさりバランシェ・ファティマであることを明かしたラキシスに毒気を抜かれ、結局アマテラスが錫華御前とダイアモンドに謝罪し、姫に「出張ミラージュ騎士」の名の下に行動の自由を与えることで一件落着となった。
ミカドの寵姫にされたという激しい勘違いからマセた発言が多かったが、斑鳩と知り合い友達になった。タイトネイブとの関係は斑鳩を精神的に楽にした。一方でタイトネイブにも子供ながらになにかしなければという焦りがあり、それまでとまったく異質な豊かさを享受し、学生として学ぶ機会を得、政治のいい加減さを知り、君主の公正さは冷徹と同じだと悟らせるなど成長の助けとなっている。
3030年、斑鳩の口からA.K.D.のコーダンテ家のアイシャとワスチャ、そして自らが潰したシナーテ家と2度の動乱についての話を聞く。その際、自らの行為を自嘲する斑鳩を叱り飛ばて、困った時には抱え込まず誰かを頼ることの大切さを説き、「何かの時には自分に言え」と伝えている。
魔導大戦にはクルツ・ミラージュで参加するとのこと。