概要
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の原作第28巻収録「新雪之城変化!?の巻」で初登場した、亀有公園前派出所に配属となった新米警官。
…なのだが、その容姿は両津が初見で(1980年代初頭当時の)ホストと見間違える様な服装と頭髪で制服は着用していない。
極度のナルシストかつ潔癖症で、一つのエピソードで複数回着替える。
また、島が初登場したエピソード執筆当時の作者の少女漫画チックな少年漫画に対する偏見がこれでもかと言わんばかりに描かれており、島の恋人で区役所務めの「キャサリン」も少女漫画のヒロインの様な容姿をしている。
そんな作者の声を代弁するかの様に両津があまりに女々しい島やキャサリンに対して「男なら男らしくしろ!」「男らしい女になれ!」と無茶振りをしていた(この時に宮下あきらが当時連載していた『激!!極虎一家』の登場人物を「男らしい男」と「男らしい女」の例として挙げており、あの枢斬暗屯子もここで紹介され両津にいい女だと太鼓判を押されていた)。
配属直後はまるで後輩漫画の登場人物獏良了の様な髪型だったが(島も作中で白髪と明言している)、両津に男らしい服装にしろと言われ頭髪にパーマがかかり、以降はこのスタイルとなる。
しかし、この男には実はとんでもない秘密があり、タバコを吸っている人を見ると性格が変わり発狂し暴れ回るという恐ろしい一面がある。
これは幼少期にタバコのせいで胸を悪くした為と本人は語るが、吸うだけのみならずタバコの自販機を見ただけでも拳銃を乱射するなど、最早街中を歩く劇薬の様な存在であった。
この当時、まだ両津や大原は喫煙者であった為、島の前でおちおちタバコを吸えない事態に陥っていた。
一応、初登場話の次のエピソードとなる「アンコール雪之城の巻」にも登場するが、やはりタバコのせいで暴れ回り両津や周りの一般人を困らせるというオチだった(両津はボーナスで買ったコングゲームのアーケード筐体を何も知らない大原が目の前でタバコを吸ったが為に島に破壊されてしまった)。
それ以降しばらく登場せず、別の部署へ転勤になったものと思われていたが、単行本34巻収録「フジヤマ・キャノンボールの巻」で再登場。
同エピソードでは二人一組となって自動車で目的地に早く辿り着くというものだが、島は何故か星逃田とタッグを組んでおり、一応先輩の筈の星に終始タメ口で話し掛けておりキャラも初登場時とは若干異なっていた。
これ以降の出番は無く、こち亀連載後期に度々あった懐かしキャラ再登場枠にさえ選ばれなかった(ただ、単行本100巻収録のオマケページ「カメアリ・タイムズ」内の「結婚したくない男性」ランキングの第6位に名前が、別ページの「あの人は今どこへ!?」特集でも恋人のキャサリンと共に存在そのものは触れられていた)。
そして単行本200巻収録の最終回の冒頭にてパネル越しではあるが30年以上の時を経て久々に描かれた。