概要
元々自サイトで小説を連載していたpixivユーザーの一角氏が、pixiv進出と同時に連載を開始した。
基本となるのが艦これであるため、艦これ×必殺シリーズの一つに入る。
何よりも特徴的なのは中村主水をはじめとした本家必殺シリーズの登場人物が登場すること。
他者が執筆する艦これ×必殺シリーズとの結びつきが非常に強い。
艦これ渡し人、艦これ仕掛人、艦これ剣○人、艦これ必殺仕事人の合計四作とコラボした大作『恋人を守れなかった青年の悔しさ』は必見。
夜崎御影vs中村主水、鍛冶屋の瑞鶴vs鍛冶屋の政など、モチーフキャラvs元ネタの対決が見られるのもこの作品ならではである。
登場人物
基本的には作者が提示する設定に準拠。
仕置人
多聞恭平(たもん きょうへい)
29歳の海軍大佐。この物語の実質的な主人公。
艦これ世界に居る第七遊撃鎮守府の提督。一部の艦娘から夜戦(意味深)をせがまれ、干からびるのは日常茶飯事。
裏の顔は『念仏の多聞』と呼ばれる仕置人で、右手の人差し指と中指を相手の胴体を貫き腰骨、喉を破壊する。
彼以外の仕置人は全員この世から姿を消したことから『最後の仕置人』と呼ばれることがある。
玲奈
もう一人の主人公。年齢20歳。
優花のパートナー(嫁)大人ではあるがアホの子。
裏の顔は『運命(さだめ)の玲奈』。腰に太刀と小太刀を持ち、悪人を惨殺・刺殺、または太刀の柄を抜き、仕込み槍で急所を刺す。
作者のサイト『一角獣の神殿』では仮面ライダーとして活躍している。
加古
元々は恭平の所とは違う鎮守府出身。
ある日、たまたま持っていた『針が付いている紐』で畜生提督の首を絞めて殺害。その後、異動で恭平の鎮守府に着任した。
恭平が仕置人と知ってからは「守って欲しい、裏稼業なんてしないで欲しい」と思っていたが、その気持ちを裏切られて以降恭平を嫌っている。
裏の顔は『仕立屋の加古』。針が付いた特殊な紐で、首に針が刺さると反動で首が締まり、同時に引っ張り上げ絞めころしていたが『友と闘うのは加古』にて親友でもある『反物の卯月』の技を受け継ぎ『反物の加古』に裏の名を変えた。餓鬼や鬼に責められる亡者の刺繍が施された反物の中に仕込まれた金色の糸を引き出し、それを悪人の首に巻き付けて絞め殺す。
鈴仙・優曇華院・イナバ
東方世界に居る、元・月の脱走兵。
数年前の『別世界の幻想郷』が起こした戦争で、ガンダムの力を手に入れ世界を救った英雄。
現在は元々していた永林の仕事の手伝いと薬売りの仕事の他に、フランドール・スカーレットの補佐をする程忙しい。
裏の顔は『狂気の鈴仙』。狂気の瞳を使い、相手を操り自殺に見せかけるほか、毒薬を作り、針に毒薬を仕込んで刺す。
八雲紫
東方世界に居る隙間の妖怪。玲奈達5人の元締め。
大体の仕置きは彼女が様々な世界を見て、頼み人の依頼を聞き仕置人に金を渡している。
東方世界の政治家だが、面倒なので式神の八雲藍に任せきり。ちなみに、艦これ世界では七元帥の二番目としても活躍している。
殺しの技は扇子に刀を仕込み、紙吹雪が舞う中スキマで姿を消し相手の隙を狙い首元に刺す。
中村主水
ご存知必殺仕事人。死んだ後、なんの因果か地獄に行かず、東方世界の奉行所の同心として生きている。
腕は相変わらずで、全く落ちていない。若手仕置人の指導をする、ベテラン。ちなみに死因は病死らしい。
相変わらずの昼行灯で有名で、仕事場でまともに仕事をしてる姿を見た者はいない。
『仕置人達の日常 伝説は伝説に出会う』では、八雲紫の力を借りて艦これ世界に降臨。夜崎御影と邂逅した。
政
劇場版『必殺5 黄金の血』で死んだ後、幻想郷で生きていた。
裏稼業の事を忘れ、鍛冶屋では生きていくのは難しいと思い、花屋として再び表の仕事を始めた。
しかし『願いを叶えられない男の悲しみ』で再び仕事人として裏稼業に復活する。その時の状況により花か、玲奈が作った手槍を使い、仕事をする。
『恋人を守れなかった青年の悔しさ』で、鍛冶屋の瑞鶴と邂逅。政vs政の対決を繰り広げた後に共闘した。
西順之助
必殺仕事人Ⅴ旋風編の最終回で爆発死したかと思いきや、運良く生き延び、劇場版『必殺4 恨みはらします』で主水を救った。
その後長崎で診療所をしていたが、大火事に巻き込まれ死亡し、幻想郷で診療所を開いていた。
『東方世界での戦争』に巻き込まれ、色々な場所で傷ついた人達を助けていた所を永琳が知り、永遠亭で勤務している。
竹砲から更に改良したバズーカ砲を持ち、一撃で相手を殺す。また、今でも雷電菅や投石機を持っている。
竜
劇場版『必殺3 裏か表か』で死んだ後に、とある神の力で不老不死になり艦これの世界に転生。
再び組紐屋として活動。『京』と言う名前を使い、裏で1人仕事をしていた。
艦これ世界で必殺シリーズを視聴しているため、自分が死んだ後、仕事仲間であった主水達がどうなったか知っている。
得物の組紐の鈴と三角錐の紐を持って仕事をしている。
秀
劇場版『必殺!主水死す!』にて重傷を負った主水を助けた後に死に幻想郷で飾り職人として生きていた。六文銭一味が再び現れたと三味線屋のおりくからの情報で知り勇次と共に再び主水の仲間になるために戻ってきた。得物は金色の簪を相手の首、頭に突き刺す
勇次
劇場版『必殺!主水死す』にて秀と同じく主水を助けた後に死んだ後母親であるおりくと2人で仕事をして居た。ある日おりくが六文銭一味が再び現れたと聞き秀と仕事をして居た時に市松に主水が居ると聞いて再び主水の元に現れた。得物の三味線の弦で相手の首に巻きつき吊り上げて絞め殺す
加代
『必殺スペシャル・秋! 仕事人vsオール江戸警察』にて主水と仕事を終えた後にある仕事で失敗し死に掛けていたが阿南亜理亜から不老不死の薬を飲み平成の今の世の中まで生きていた。仕事は相変わらずの何でも屋だが遂に成功に至り。数百万の収入が入るまで育ち会長になっては居るが相変わらず情報が欲しい時は金を取る。亜理亜から津川柳司を調べて艦これ世界に居た時に主水達に出会い久しぶりの仕事に懐かしんで居た
おりく
『必殺仕事人V』にて師匠である浦島亀吉の仕事を見届けた後旅に出てから主水達に会う事なく旅先で死んだが主水よりも長生きをして居た。幻想郷に来てからは旅を勇次と共にして居たが六文銭一味が動き出し再び主水と再会した。再会した際に加代から仕事人時代の長く共に居たメンバーが全員揃い喜ばれた。殺しの技は三味線の撥で、悪人の咽喉を瞬時に斬り裂く。
渡辺小五郎
『必殺仕事人2009』の主役であり主水の後江戸の仕事人として動いた男。主水が死んでから数十年後に死亡したが幻想郷に流れ着き仕事仲間達と嫁と姑のふくとこうも一緒だった。北町の奉行所で働いて居たが六文銭一味が動きだし奉行所同期が殺され調べ始めてから北町と南町の合同捜査となり主水と再会し再び主水と共に仕事を再開した。主水と同じく剣の達人で玲奈は主水と同じく小五郎には勝てないと言っている
ゲストキャラクター
本作品は、艦これ小説で必殺パロディを展開している方々とのコラボの機会が多い。
艦これ渡し人
艦これ渡し人の主人公。五大剣の一人で、渡し人と呼ばれる『闇の大本営』配下の裏稼業の従事者。
『孫の為に命を捧げた老人の頼み』で艦娘無断建造事件を追っており、その際玲奈と対決した。
その後『恋人を守れなかった青年の悔しさ』では恋人を亡くした過去から必死になり、冷静さを失くしながら黒幕を追っていた。
恭平・玲奈・龍鳳らから手厳しい扱いを受けるが、主水の計らいで大仕事に参加した。
鳳翔・鳥海・武蔵・天城・龍驤・青葉
艦これ渡し人からのゲスト。蒼崎竜一郎の部下で、渡し人稼業の仲間。
この内、鳥海・武蔵・天城が『恋人を守れなかった青年の悔しさ』で殺しを披露した。
艦これ仕掛人
艦これ仕掛人の主人公。軍医ながらも厳格な掟に基づく『仕掛人』の筆頭。
『恋人を守れなかった青年の悔しさ』で広範囲に及ぶ事件を追っており、その過程で仕置人と手を組んだ。
艦これ世界における的の始末を恭平から頼まれる。仕事人・渡し人とは過去に何度も組んで仕掛を行ったことがある。
ベテランの仕掛人で、その腕も裏稼業の経験も確かなもの。
艦これ仕掛人からのゲスト。輝梅安の部下で、仕掛人の一人。
『仕置人達の日常 雨の日の遭遇』で玲奈と一太刀交えた。その後、『恋人を守れなかった青年の悔しさ』で梅安と共に参戦する。
長谷川源蔵
艦これ仕掛人からのゲスト。仕掛人と繋がりを持つ、海軍警務隊の長官。
艦娘無断建造事件を追っており、仕置人と仕掛人との共闘を実現すべく裏方として暗躍した。
艦これ剣○人
艦これ剣○人の主人公。正確には龍鳳改。
百数十年前の江戸時代からやってきたとされている、別世界の艦娘。
艦娘無断建造事件を江戸時代で追っており、玲奈と遭遇。艦これ現世世界へ一時的に飛び、共闘した。
住んでいる世界が本編上の世界の過去なのか、それともよく似た異世界の過去なのかは定かではない。
野分・舞風・千歳
艦これ剣○人からのゲスト。龍鳳と組む、剣○人。
この内、野分が本編内で殺し技を披露している。
艦これ必殺仕事人
艦これ必殺仕事人 の主人公。参謀として働く45歳の海軍元帥。
凄腕の仕事人で『黒染め』や『八咫烏』の通り名で知られた、伝説的な存在。多聞恭平とは頻繁に酒を飲みに行く間柄。
『恋人を守れなかった青年の悔しさ』で主役級のゲストとして参戦。中村主水に会うため、艦娘無断建造事件に首を突っ込んだ。
艦これ必殺仕事人からのゲスト。夜崎御影の正妻にして『三味線屋の加賀』の異名を持つ仕事人。
艦これ必殺仕事人からのゲスト。夜崎御影の側室にして『組紐屋の翔鶴』の異名を持つ仕事人。
艦これ必殺仕事人からのゲスト。夜崎御影の側室にして『鍛冶屋の瑞鶴』の異名を持つ仕事人。