概要
NET(現:テレビ朝日)系にて放映。特撮ホームコメディのはしりと言われているが、実際には同じ東映の『丸出だめ夫』が一ヶ月先んじている。
ハットリくんは「顔のマスク」を被った子役俳優が交互に演じているが、目がギョロっとなったり光ったりするシーンがあるため、モノクロ画面と相まって非常に怖いことでも有名。
第1期
1966年4月7日から9月28日まで放映。全26話。モノクロ作品。
原作同様に現代が舞台だが、時代劇を得意とする東映京都の制作のため、時代劇のイメージが強い。
フィルムは長らく第1話「ハットリくん来たる」以外のポジフィルムは所在不明であったが、2010年に第14話「お食事騒動」の保存が確認され、同年10月に東映チャンネルで放映された。
第2期「忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ」
1967年8月3日から1968年1月25日まで放映。全26話。モノクロ作品。
当時の怪獣ブームの影響を受け、忍者怪獣ジッポウが初登場し、後に原作漫画やアニメにも逆輸入された。
制作は東映京都から東映東京に替わったため、前作よりも現代的な作風となっている。
当時中学生であった松坂慶子が出演していたことでも知られる。
東映に全話のフィルムが保存されており、後に東映ビデオから全26話分のDVDが発売された。
主題歌
1期
『忍者ハットリくん』
作詞:服部半蔵(山元護久、井上ひさし) / 作曲:小川寛興 / 歌:前川陽子
2期
『忍者ハットリくん』※前作の主題歌とは同名異曲。
『ごきげんジッポウくん』
作詞:香山美子 / 作曲:湯山昭 / 歌:前川陽子、ヤング・フレッシュ
各話リスト
1期
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | ハットリくん来たる |
第2話 | 学校騒動 |
第3話 | 伊賀甲賀の対決 |
第4話 | 留守番騒動 |
第5話 | 遠足騒動 |
第6話 | カンニング騒動 |
第7話 | 日曜騒動 |
第8話 | ドリームランド騒動 |
第9話 | 忍術学校騒動 |
第10話 | 映画騒動 |
第11話 | お化け騒動 |
第12話 | 観光騒動 |
第13話 | スパイ騒動 |
第14話 | お食事騒動 |
第15話 | 押し売り騒動 |
第16話 | 学芸会騒動 |
第17話 | 自動車騒動 |
第18話 | 仮病騒動 |
第19話 | 林間学校騒動 |
第20話 | 切腹騒動 |
第21話 | お手伝いさん騒動 |
第22話 | ハットリくんシゴかれる |
第23話 | はしか騒動 |
第24話 | 結婚式騒動 |
第25話 | 誕生日騒動 |
第26話 | 伊賀の騒動 |
2期
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | ジッポウ君あらわる |
第2話 | ジッポウ君大失敗!! |
第3話 | 変な家うちでござる |
第4話 | ごきげんジッポウ君 |
第5話 | PTAとはなんでござる? |
第6話 | 結婚式とは大変なものでござる |
第7話 | コケコッコーは結構ケッコーでござる |
第8話 | 助太刀は無用でござる |
第9話 | 山賊サンゾクぞくぞく出て来たでござる |
第10話 | 学校は難しいでござる |
第11話 | ジッポウはお風呂が嫌いでござる |
第12話 | 江戸城へモグルでござる |
第13話 | パイナップルは真平でござる |
第14話 | 天下の名馬は流石でござる |
第15話 | 海賊あらわれるでござる |
第16話 | これぞヤマトダマシイでござる |
第17話 | 危機一髪人助けでござる |
第18話 | ジッポウの病気は特大でござる |
第19話 | 産業スパイをやっつけるでござる |
第20話 | ハットリくんの名探偵でござる |
第21話 | 妖術との対決でござる |
第22話 | タマシイ入れかえの術でござる |
第23話 | それはジッポウくん卑怯でござる |
第24話 | 見ザル聞かザル云わザルでござる |
第25話 | ジッポウのユウレイ退治でござる |
第26話 | ジッポウよサヨウナラでござる |
その他
1980年代発売のとある写真誌の記事などで杉良太郎がケムマキ役で出演していたというデマが流れていたことがあった。実際にケムマキを演じたのは関西を中心として活躍していた人気子役の傍田勉。