あれが噂のボウケンジャー・・・なかなかやるじゃん。
演:柳沢なな
概要
Task13.「かぐや姫の宝」に登場する謎の女性。
黒のセミロングヘアーにノースリーブの黒いシャツ(隙間から赤い下着が見えている)、黒のロングパンツと三日月の形に施されたペンダントが特徴の美女でかぐや姫に係る宝「蓬莱の珠の枝」「仏の御石の鉢」「火鼠の皮衣」「龍の首の珠」「燕の子安貝」を狙っている。
冒頭では既に前者4つの宝を手に入れており、そのことがジャリュウ一族に知られ追われる身となっていた。そこに「龍の首の珠」を求めてやってきた最上蒼太と間宮菜月と出会い、彼らに助けを求めるフリをして逃走を図った。
ペンダントから発する光で宝の形状を変化させる力を持っており、上記のかぐや姫の宝をカラフルな勾玉に変えて持っていた。
逃走後は残された最後の宝「燕の子安貝」を手に入れんとするサージェスに挑戦状を送り付け、勝負と見せかけて宝の在処へ向かったボウケンジャーを尾行してまんまと彼らを利用する。
しかし宝の鍵の解き方を知らずまごついてしまい、蒼太に先を越されて子安貝を取られてしまう。直後、宝に仕組まれていた罠にかかり洞窟に閉じ込められるもボウケンブルーに救われる。
脱出後は蒼太から何故竹取物語の宝を狙っているのか聞かれるも、「あなたには関係ない」と一蹴してその場を去ろうとする。さらに蒼太から「宝を手に入れるためにボウケンジャーやジャリュウ一族を巻き込んでまで手に入れようとする理由が聞きたい」と詰められたことで「どうしても必要だが、説明してもあなたは信じない」とぶっきらぼうな態度を崩さない。
しかし彼からあっさりと子安貝を渡され、その代わりとして自分と付き合ってほしいとプロポーズされてしまう。当然不信感を抱く彼女だが、「お近づきのしるしに進呈する」と言われ困惑する。結局心を乱され去る彼女だったが、そのやり取りを竜人兵ジャリュウを見られてしまう。
その後は竹取物語からその名が付いた山富士山に赴き、勾玉にした宝を岩の上に乗せた状態で「月の力宿せし宝玉、我に道を示したまえ。」と唱えたことで周囲一帯を広大な竹林へと変える。そこで光を放つ女神像の手に持った金色の箱を手にするが、居場所を察知しやってきた邪悪竜リンドムに箱を奪われた挙句リンドムが中身の価値を知らなかったために中身を捨てられ殺されそうになってしまう。
だがそこにボウケンジャーがきたことで助かり、散々ボウケンジャーを利用したことに罪悪感を抱くが、「君みたいな美人が悲しむ顔は見たくない」とボウケンブルーに言われ花を差し出されたことで心を開く。
リンドム討伐後はボウケンジャーに礼を言い、ペンダントの力でリンドムがぶちまけた箱の中身を結晶化させる。その正体は竹取物語に登場する「不死の薬」だったのだが、実際は不死にはならず一時的に生命エネルギーを増大させるものだと教えボウケンジャーに渡しその場を後にした。
去り際、蒼太は彼女の尻ポケットに入っていたピンク色の布を見て何かに気付いたようだが・・・?
余談
演じる柳沢なな女史は後の特撮作品にて仮面ライダーキバの登場人物麻生恵役でレギュラー出演を果たすこととなった。
因みに名前の由来はギリシャ神話に登場する月の女神セレーネーからきている。
関連タグ
麻生恵:そっくりさん
ネタバレ
彼女の正体はかぐや姫本人だったのである。
どういった理由で月に帰還した彼女が再び地球に戻り、自分に関する宝を集めていたかは不明だったが、その夜、満月が照らす竹林で彼女は本来の姿となり、尻ポケットに入れていた「天の羽衣」を使って月へと帰っていくのだった。