概要
美樹さやかにとって恭介は好意を寄せる対象であり、志筑仁美は親友兼恋敵となる。
以下、本編の核心に触れる部分と叛逆の物語のネタバレがあります。
本編
仁美の気持ちについては以前から伏線はあったものの、第7話でさやかに宣戦布告したことから明確化した。
第8話にてさやかが恭介に告白しなかったため、仁美は自分の気持ちを伝え、晴れて両思いとなる。実はこの時、さやかはソウルジェムの秘密を知って精神的に不安定だったのだが、魔法少女でない彼女が知る由もない。
ところがその後さやかは行方不明となってしまい、第11話で死亡が発覚する。
親友が突然、それも原因もわからず死亡したことに仁美は相当なショックを受けていたことが担任である早乙女和子の口から語られているが、直接の描写はない。
なお、本編では描写されていないが、ポータブルではこの際クラスメイトからも陰口を言われていたことがわかる。
衝撃的な事件があったものの二人の仲はエンディングまで続き、世界の再編後円環の理に組み入れられたさやかに祝福されて二人の物語は一度幕を閉じる。
叛逆の物語
恋が成就して仲睦まじくしている二人だが、バイオリンのレッスンで忙しい恭介とは学校以外でなかなか会えず、デートの約束もろくにできないために仁美はフラストレーションを募らせていた。
会えないなら、いっそ日曜などなくなってしまえばいい。彼女の歪んだ夢はナイトメアとなり、夜の見滝原に襲いかかる。
ナイトメアは鹿目まどからピュエラ・マギ・ホーリー・クインテットに浄化され、仁美はもとの姿を取り戻し、二人の仲も元に戻る。
暁美ほむらによって世界が再編されても二人の仲は良好で、一緒に登校している様子が見られる。かつての恋敵である美樹さやかとも親友のままであり、さやかも二人と"再会"し、また挨拶ができることを涙を流して喜んでいた。
なお、叛逆の物語には鹿目まどかによって再編された世界、暁美ほむらの魔女結界の中で改竄された世界、円環の理から剝ぎ取られた悪魔ほむらの新世界と3つの世界が存在する。後者2つの世界の住人は、ほむらに記憶や立ち位置を改変されている可能性がある。したがって、本作での二人の描写がアニメ1期と同じである保証はないことに留意されたい。
評価
準主役である美樹さやかからの(あくまで結果論だが)略奪愛であり、視聴者の視点からは仁美が悪女に見えることから、ファンからもスタッフからも散々ないわれようをすることが多いカップリングである。実際Pixivでも投稿数は非常に少なく、百科事典に記事ができるのも第1期キャラでは最も遅い部類だった。
恭介が恋人より音楽を取る性格であるため、出演声優から「この二人絶対別れるよ!」などと冗談交じりに言われるなど、この仲が続くかどうかは疑問視されていた。
また、叛逆の物語予告編でも、さやかや佐倉杏子のセリフが二人の不仲を示しているように見え、二人の恋が不安定であることを予感させた。
ところが、蓋を開けてみれば最後まで二人の仲は壊れず、時に不満も見せるが基本的にはよいカップルのままであった。
恋敵であるさやかも、魔女化直前に比べれば状況を客観的に見られており、若干の悔しさは見せながらも二人を応援する立ち位置にとりあえずは落ち着いた。
第1期では事件の主要因のひとつでありながら、『叛逆の物語』終了時点では数少ないハッピーエンドカップルとなっている。
ただし、二人が立っている世界が世界なので、アニメ第3期が放映してからもくっついたままでいられるかどうかは未知数である。
キャラ別タグ一覧
• 上条恭介
• 志筑仁美