概要
実用性や意匠が優れた武具は後世まで伝えられるが、多くの返り血を浴び怨念を受け続けた品物は時に強い呪いの力を帯びているともされる。
「悪魔の鎧」は呪いの装備の一種として複数の作品に登場する。
ただしものによっては超常的な力によって装備者の力を増強し、(少なくとも短期的には)デメリットなしで活用できるものもある。
また対極に位置するものとして、神聖な力で祝福を受けた「聖なる鎧」というものがある。
ドラゴンクエストシリーズ
初登場は『ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々』。表記は「あくまのよろい」
ロンダルキア台地とハーゴンの神殿に出現するデビルロードが 1/32 の確率でドロップするのが唯一の入手手段。
数値上の防御力はロトのよろいをも凌ぐが、炎と呪文に耐性があるロトのよろいの方が総合的な能力は優れているうえ、呪いが発動すると行動不能に陥るというデメリットもあり、売って金策(4800G)にするのが無難(一応、呪いなしで防御力だけを活用し、かつ耐性も発生させる裏技もある)。
以後ナンバリングタイトルで同名のよろいが登場する機会はなく、『ドラゴンクエストビルダーズ』『ドラゴンクエストウォーク』などの派生作品で見られるのみ。
ただし『ドラゴンクエストⅢ』『ドラゴンクエストⅦ』の「じごくのよろい」と関連する可能性を指摘する意見もある。
ファイナルファンタジーシリーズ
『FINAL FANTASY Ⅳ イージータイプ』に登場。
ノーマル版における「デモンズアーマー」にあたるもので、ファブール城で購入可能(3000ギル)。
暗黒騎士専用装備で、デメリットのある呪いは特になく、むしろ高性能の良品である。が、物語の展開上御役御免になるので購入するメリットもあまりない。
なお『FINAL FANTASY Ⅲ』では「デモンズメイル」という鎧が登場しており、シリーズ全体では「デモンズアーマー」より「デモンズメイル」の方が起用頻度は高い。