概要
『ケロロ軍曹』原作第137話のサブタイトル名。
本作恒例のクリスマスエピソードであり、今回はシリアス且つケロロ小隊の激闘シーンが多くある。
数あるケロロエピソードの中でも、多くの読者にそのインパクトと衝撃を残したことで有名。
あらすじ
12月24日はクリスマスイブ!ビッグなイベントを探すケロロの元へ、ケロン軍本部が新型のキルルを送り込んでくるのだった。キルルを倒すべく戦闘態勢を整えることとなったケロロ小隊。はたしてケロロたちはクリスマスを守ることができるのか!?
(ケロロ軍曹であります。 より)
アニメ版
第243話『ケロロ 戦場はメリークリスマス であります』で放送。本話を含めた5thシーズンはアニメオリジナルから逆輸入されたエピソードと通常輸入が半々くらいにあり、本エピソードは通常輸入のエピソード。
ストーリー展開は概ね原作と同じだが、映像化に際して当時アニメで取り入れることができなかった初期の原作ネタを一部反映させており、ケロロが作中で言及する「メリークリスマス(地獄で逢おうぜ)!」も本話で正式輸入されたものの1つ。またキャラクター増減の影響でキャラの台詞が原作と違うところがあったり、ドロロと小雪がいるバージョンで新規製作されたためにキルルとの対戦時はオリジナル要素としてゴッドケロンを使うものに変更されてたりしている。
余談
本エピソードは、アニメ版ケロロ軍曹にアドリブが多数存在することを多くの視聴者に見せつけるきっかけとなった回としても有名。
そのシーンこそゴッドケロンの分裂による小隊が落下する場面(もちろん原作に存在しないアニメオリジナル展開)でケロロが「タケシィ!! ナギサぁぁぁー!!!」と叫び、続けてクルルが「サカモトぉぉぉぉぉぉぉー!!!!!」と叫ぶシーン。
このシーンで出てくる名前は、エピソード名の由来である1983年の映画『戦場のメリークリスマス』から来ており、そのキャストスタッフである北野武・大島渚・坂本龍一が元ネタ。
元々ケロロのアドリブは放送当時でも知る人ぞ知る小ネタであり、一部の間でしか広まっていなかったトリビアであったのだが、上記の台詞登場シーンがシリアス且つ真面目なシーンであったこと、他台詞と違って明らかに本来の台詞ではない言葉を喋っていること、そして元ネタの公開年が公開年のため「小さい子供がこれを見て元ネタが何なのか分かるのか?」と思わずツッコミたくなるようなアドリブであったことが相まって、このシーンが多くの視聴者に腹筋崩壊を与えることとなった。