ドレイドゥ「しかしトカゲはほんの手始め。いくらグレートマジンガーと言えども手も足も出ません!」
概要
第15話「吸血!! 恐怖のトカゲ地獄」に登場。
『マジンガーZ対暗黒大将軍』に登場したグロスデンに翼と襟巻を付け、身体全体を寒色系にしたような戦闘獣。
頭部の両目から破壊光線を放ち敵を破壊、口からは冷凍液を発射し即座に凍結させる。
首の襟巻は閉じて円錐状にして体当たりしたり、敵からの攻撃を防ぐ他、回転させてグレートタイフーンを跳ね返した。
尻尾の先端にも頭部を持ち、こちらが本体らしい。こちらの口から無数の小型毒トカゲを吐く。
翼は収納可能。これで自在に飛行し、ビューナスAに体当たりした。
名前の由来はコモドオオトカゲと超有名な古代怪獣の掛け合わせからだと思われる。ちなみに後者が登場した作品には似た能力と見た目の怪獣が登場している。
原案デザインは高梨俊一氏。
グロスデンとは異なり、実際のトカゲにより近い顔をしている。首回りの襟巻も決定稿より大きく、全体の印象はエリマキトカゲに近い。
刃となった翼と、尻尾先端の第二の頭はこの時点で描かれている。
原案の方がトカゲに近く、決定稿はヤモリおよびイモリのようなイメージが付加されているため、両者の印象はかなり異なるものとなっている。
小型トカゲ
ゴモドラーの尻尾の先の頭部から吐き出す、大量のトカゲ。
翼が無い以外、ゴモドラーに極めて近いデザインをしており、襟巻も付いている。その大きさは約30cm程度。ヤモリのように、脚の裏で壁などに張り付き這いまわる事も可能。
街中に大量に発生し、人間にたかるなどしてパニックを起こした。
毒を持ち、人間に多数でたかり、噛みついて毒を注入する。シローとその友人を始め、街中の人間たちも噛まれて各所で事故を起こしていた。
弱点は海水(=塩水)。ボスボロットに大量にたかった時、海に落ちた事でボスはそれを発見する。また、毒も塩水を飲めば効果が消えるらしい。
しかし、退治するための塩水を調合していたボスが、誤って砂糖を入れたものを噴霧する事で、一体のトカゲが巨大化してしまう。
ボスボロットに乗ったボスを追い、ゴモドラーの冷凍液で凍ったボロットを破壊。
しかしグレートのスクランダーカットにより、身体を切断されて果てた。
活躍
ドレイドゥが予め放っておいた小型のトカゲによって、町はパニックに陥っていた。
戦闘獣出現の報告で出撃したビューナスAと交戦し、冷凍液や破壊光線で苦しめる。冷凍液で止めを刺さそうとするも、助けに来たボスボロットによって阻まれる。しかしその二体を海へ落とすことに成功した。
鉄也もまた、小型トカゲの調査に赴いており、その際にたかられて毒を受けてしまった。
その状態で出撃し、駆け付けたグレートマジンガーとも交戦し、こちらも海へ落とすことに成功。
冷凍液で止めを刺さそうとしたが、グレートマジンガーは撤退。ドレイドゥは「逃げる者を攻撃せず、堂々と勝負し勝つ」ことを優先し、それを見逃す。
その後、再び出撃したグレートマジンガーとビューナスAと交戦。
ビューナスAを冷凍液で封じ、グレートマジンガーもフロントガラスに大量のトカゲを貼り付かせ視界を奪う。
が、そこにボスボロットが、巨大化させたトカゲに追われてやってくる。こちらも冷凍液で動きを封じるが、「海水に浸かれば小型トカゲは消える」とボスが助言したため、窮地を脱されてしまった。
戦闘に復帰したグレートマジンガーに飛び掛かるも、分離したブレーンコンドルに尻尾の顔を破壊される。
苦しんでいるその隙に、再び合体したグレートマジンガーのサンダーブレークを受け、大爆発するのだった。