プロフィール
概要
東方Projectの書籍作品の『東方鈴奈庵』34話・35話「誰がデマゴギーを広げるのか」に登場した名無しの人間男性。
「抗鬱薬おじさん」という名前は公式では無く、あくまでファンによる愛称。
34話では、世界が間もなく終わるという噂を恐れて単身博麗神社まで参拝に訪れていた。珍しい人里からの参拝客に話しかけた霊夢に対して、自身の不安を吐露した(このことから「終末おじさん・滅亡おじさん」とも)。
35話では、この回の視点キャラとなったマミゾウに対して急速接近、抗鬱薬(兎角同盟製薬)と書かれた薬包を手に、この薬の抗不安作用がいかに素晴らしいかを汗をダラダラ流しながら凄まじく濃い笑顔で熱く語った。(しかも不安で眠れなかったためか霊夢と会話していた時より目にクマまでできている)
能力を持たない一般人でありながら大妖怪を圧倒し撤退に追い込む(ドン引きさせる)という東方モブキャラ史上に残る大金星(?)を挙げた。
この薬はおそらく薬売りの行商から買ったものと思われ、本編での直接の会話こそないが、二次創作では最も絡む相手となっている。八意永琳の作る薬は良心的な値段であるにもかかわらず、この抗鬱薬は「少々値が張る」らしいので、鈴仙とてゐが独断で売りさばいているのかもしれない。
なお月のイナバと地上の因幡には、永琳が鈴仙に持たせた「ユウウツなときに飲むクスリ(仮称)」が登場する。これを服用した鈴仙はやたらハイテンションになっており、恐らくこれがオリジナルの抗鬱薬で、兎角同盟製薬がコピー生産した物が、上記の薬と思われる。
ちなみに、同一人物と思われる髭面・長髪の男性が鈴奈庵22話でも登場しているが、この時は顔の描き込みもなく、早苗の演説を黙って聞いているだけであったため注目されなかった。
容姿
ぼさぼさの長髪に、手入れの行き届いてなさそうな口髭・顎鬚。鼻筋や眉毛もよく目立つ。
登場時は冬だったこともあり毛皮の外套、革の手袋という暖かそうな服装であった。
なお顔の造形そのものは整っており、黙っていれば渋いイケメンの部類に入る。
登場するすべての回で汗を流しているのも特徴。
余談
非公式東方人気投票「第13回東方project人気投票」では初登場で95位にランクインしている。
名前を持たないモブが100位以上に着くのははっきり言って異常である。
同じような境遇に易者がいるが、彼は第13回では男性キャラトップの60位に大躍進している。
抗鬱薬おじさんも易者のように順位を上げていくと思われたが、第19回東方project人気投票(2023年)には137位、易者は118位となっている。もっとも、男性キャラだけで見れば83位の森近霖之助に次ぐ2位と3位ではあるが。