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概要

宮城県の伝承に伝わる妖怪

その名の通り、手に提灯を持った12、3歳の少年の姿をした妖怪で、その顔は鬼灯の実の色の様に真っ赤だとされている。

伝承によれば、仙台城下町北部の堤通(現在の仙台市青葉区堤通雨宮町および上杉1~2丁目)辺りのが降る夜道を歩いていると、後ろから提灯小僧が現れて歩いている人を追い越し、やがて立ち止まってこちらを振り返る。追い越された者は不審に思いながらも提灯小僧の前を通り過ぎて歩いて行くと、また提灯小僧はその人物を追い越し立ち止まる。

後はこれの繰り返しで、特に何か悪さをする訳でもなくしばらくくすると消え去ってしまうといわれている。

なお、提灯小僧が出現する場所は7月15日ごろに起きた殺人事件が行われた場所、その場で殺された子供怨霊が妖怪化したものという説があるらしい。

また、江戸本所(現在の東京都墨田区)にも出現したという話が伝えられているが、こちらはどうやら本所七不思議の1つである“送り提灯”と同一のものとされている。

余談

江戸妖怪かるたに頭が提灯となった同一名の妖怪の絵が描かれたものもがある。

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  • 百鬼夜行小話

    【提灯小僧】

    【提灯小僧】ちょうちんこぞう 宮城の妖怪。ほおずきのように赤い顔をした、12歳くらいの子供の姿で現れる。提灯を持って雨の夜道に現れて、通行人を追い抜かしたり、振り返って見つめてきたりと周りをうろちょろする。人に危害は加えない。 ※イベント『吊って謝謝☆メリー苦しめマス』に登場 「雨の夜は心細くなるよね。だから僕が、この火で君を照らしてあげるよ。大丈夫。君が暖かな町の灯を見つけるまで、僕がそばにいるから。ほんの少しの間だけど、一緒に歩いてあげるから。」 「そうか。君は百鬼夜行のお頭さんなんだね。それなら少し、安心したよ。だって君、一人ぼっちじゃないってことだもの。 雨の夜道を一人行くのは、とても心細いことだけど、帰る場所があるのなら濡れるのも悪くないよね。」 「雨の夜道は草履も濡れるし、傘で向こうは見えないし、大変なことばかりだよね。 でも、僕はそれが嫌いじゃないよ。雨に紛れて人知れず流れる涙に、僕だけが気づいてあげられるから。 君の心を照らす灯りに、僕がなれたらいいな。」

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