概要
摘さん一家とは『Dr.スランプ』の「摘さん一家がやってきたの巻」から登場した一家。
「摘一家」とも呼ばれる。
中国の山奥にある村「鍔北弊(つばぺっぺい)」の出身で、発明家の摘鶴天が作った宇宙船「烈津號(れっつごう)」に乗って月旅行に行こうとしていたが、則巻アラレのせいで撃墜されてしまいペンギン村に不時着。
飛行不能になった烈津號を自宅代わりにしてペンギン村に定住することになる。
10年後では結局烈津號は直らず、両親は中国行きの飛行機で帰国しており、子供達は結婚して家庭を築いているためペンギン村で生活している。
家族以外の相手と会話する際には協和語で話しているが、家族同士で話をする時は母国語で話しているという設定なのか日本語に無理やり漢字を当てはめた文章になっている。
原作者の鳥山明曰く、当時はジャッキー・チェンを始めとしたカンフー映画の影響で中国がマイブームになっていたらしく、摘一家のキャラ造形が後にドラゴンボールに発展していったと語っている。
家族構成
父:摘鶴天(つん つるてん)
頭の禿げ上がった発明家。則巻千兵衛ほどではないが、こちらも独力で多彩な発明を生み出しているが大抵役立たずに終わる。
千兵衛以上のドスケベで、度々騒ぎを起こしては奥さんにどつき倒されている。
母:摘詰角田野廷遊豪(つん つんつのだのていゆうごう)
ものすごい名前の美人妻。
名前の元ネタは70年代頃のツノダ自転車のCMソング「ツンツンツノダのT.U号(てーゆーごう)」と思われる。
リメイク版では摘多香麺之秘宝(つん たかーめんのひほう)と改名されている。
長すぎるためか作中で名前が呼ばれる事はほぼ無く、アニメ版のクレジットでも「摘おくさん」「摘おかあさん」と表記されている。
良心的な主婦だがカンフーの達人でもあり、エロ方面に暴走しがちな夫に鉄拳制裁を加えることが主なお仕事。
姉:摘鶴燐(つん つるりん)
超能力を使いこなす美少女。
摘突詰より幼く見えるが姉である。
弟:摘突詰(つん つくつん)
女に触れると虎に変身する特異体質のカンフー少年。
摘一家の中では一番良識があるためか、非常識な家族に頭を悩ませている。