概要
聖域の聖闘士を束ねる教皇は、基本的に先代教皇が黄金聖闘士の中から仁・智・勇に優れた者を指名するのが通例である(教皇が既に死亡している場合等はアテナが直接任命したり、推薦で選ばれたりもする)。
しかしサガの乱で教皇シオンが暗殺されて以来、長らく聖域では教皇不在の時期が続いた。
その上、立て続けに良くない事は続く。
- 残った黄金聖闘士達で聖域を纏めていたが、ハーデス軍との戦いでその生き残り組も全滅。
- 火星士との戦いでアテナも青銅一軍も表舞台より退く。
- 引退した元黄金聖闘士を再雇用したら変態性を発揮して裏切り、聖闘士の組織が火星士に乗っ取られる。
- 火星士相手に戦力が消耗したところで、続け様に刻闘士が攻めてきた。
そして刻闘士とサターンとの戦いを乗り越え、ようやく落ち着いた聖域にて、新たに教皇に選ばれたのはなんとハービンジャーであった。
本人は固辞したものの、刻闘士との戦いで見せた勇猛さと、権力志向の無い清廉な人格は誰もが認めるところであり、黄金聖闘士全員とアテナ直々の推挙という名誉の選出である。
もっとも、他の黄金達は上記のようなゴタゴタを恐れてか、何かしら理由を付けて辞退している為、単に貧乏くじを引かされがちな牡牛座が、新たな面倒事を押しつけられただけのようにも見えるが……
兎にも角にも新教皇の前途に幸あれ。
ちなみに全くの余談だが、牡牛座はタロットカードにおいては、ずばり「教皇」のカードと関連づけられている。
本編では任命された所で終わっているので、教皇衣装の格好は見られないが、こんな感じになるのだろうか?
ちなみにローマ教皇は側近たちから「パパさま」と呼ばれるらしいのだが、ハービンジャーもそうなるのだろうか…?
そして・・・
数年後ニチアサの常連であるプリキュアシリーズでスター☆トゥインクルプリキュアで開始されることになった。(星座カースト制度の影響も懸念される中)従来の女王ポジションにスタープリンセスなるものが登場することが明らかになったが、その中の一人のおうし座のプリンセスが彼女たちの中で中心的な役割を果たす描写がなされた。
作品を跨いで牡牛座モチーフのキャラが十二星座のトップにたったことになる。(もっともこちらは従来の星座モチーフの作人に比べ出番の過多は多少はあるものの明らかに冷遇されてる星座はなく、寧ろ女性グループのセンターユニットといった方がいいかもしれない)