自動車の方向指示器
自動車やバイクが右左折や進路変更の際に、方向を周囲に示すための装置。一般的には電灯(LED)が点滅する装置でウインカー(ウィンカー)と呼ばれる。
路上での駐停車時や緊急時に光らせるハザードランプとしても使用される。ウィンカーが故障した場合は手信号を用いなければならない。
現代の自動車(二輪車・四輪車)の方向指示器は例外なく電気点滅式だが、1960年代以前は腕木式や矢羽式(日本ではアポロウインカーと呼ばれた)といったワイヤーで引っ張るタイプが用いられた。また、その頃までのバイクは手信号前提でウインカーがついていなかった。
路面電車の方向指示器
線路の上を走る鉄道車両は、対向車などに対し曲がる方向を予告する必要がない。しかし、路面電車では自動車や歩行者などが入り乱れる道路上で運転するため、法的義務はないものの事業者独自の判断でウインカーやブレーキランプをつけている車両もある。
日本でも多数の路面電車で採用されているブレーキランプに比べてウインカーを装着している車両は少ない。宇都宮ライトレールのHU300形電車は、前面灯が進行方向に点滅することでウインカーとして機能するようになっている。