「あたしも、七原くんのこと、好きだったの」
※以下は、小説版をもとに作成しています。
概要
城岩中学校3年B組女子出席番号7番。支給武器は手榴弾2個。
ソフトボール部の4番を務めており、小さいころから、「男の子みたいね」と言われるぐらい明朗快活な少女。
北野雪子とは幼馴染の親友同士。幼い頃に、両親が入信していた宗教・光輪教の集会で北野と出会ったのが2人の交友の始まり(2人とも光輪教には特に興味は無かったが、クラスの女子からはやや浮いた存在となっていた)。
小学生の頃、自分のキャラクターペンシルが見失った際にかつての親友を疑ってしまい、教師も絡んだ事件になってしまうが、後に自宅で見つかる。その親友とは蟠りが出来たまま転校して行ってしまった。それ以来、人をなるべく信用し、長所を見ることを心がけてきた。
かなり高い人間観察力を身につけており、クラスの男子の中では杉村弘樹・沼井充・大木立道に少なからず好感を持っていた。
彼女も北野と同じく七原秋也に密かに片想いしていたのだが、その事実を北野に黙っていた。
プログラムでは初めは北野と共に観光協会の施設に身を隠していたが、前述の価値観からプログラムのルールを拒否し、同級生を信じてメガホンでクラスメイトに停戦を呼びかける。しかし、桐山和雄に見つかってサブマシンガンで撃たれ、致命傷を負う。最後に北野に自分の七原への想いを伝えた直後、桐山に止めを刺され死亡する。14番目の死亡者。
容姿
ボーイッシュに短く切った髪が特徴で、彫りの深い顔立ちをしている。
長身で、雪子より15センチ以上高い。
漫画版
支給武器は支給武器は手榴弾2個。
漫画版では雪子との小学校時代のエピソードがオリジナルで描かれている。プログラムでの行動は原作と同じ。15番目の死亡者。
映画版
「ユッコはね、ずっと七原のこと…」
映画版では北野のことを「ユッコ」と呼んでおり、七原への秘めた想いについては言及されていない。拡声器での呼びかけの最中、返事をした七原に北野の想いを伝えようとした直後、桐山に撃たれ殆ど即死している。17番目の死亡者。