日本美術には、陶磁器、彫刻、絵画など、実に多様な種類がある。非常に長い歴史をもっている。
縄文時代
日本に人間が住み始めた紀元前10000年頃から始まった。立体的な土偶や土器特徴。弥生人の台頭により直接継承されず、近現代に遺跡として発掘されて蘇った。
弥生時代
装飾がなく平面的なのが特徴。
古墳~飛鳥時代
この頃になると中国美術の影響を強く受けるようになる。
仏像の影響で彫刻技術が飛躍的に上昇する。
百済五経博士の伝来以降、文字文化が広まり、文学も盛んになった。
奈良~平安時代
貴族の全盛期。盛んに建築が行われ、今日の関西の名だたる観光地がこの頃多数生まれている。
鎌倉~安土桃山時代
一転して武士の時代である。武士の間で禅が広まり、水墨画や日本庭園など武士の文化が興った。
室町末期には西洋芸術が限定的に輸入されたが、禁教により定着はしなかった。
江戸時代
天下泰平の世とあって浮世絵などの大衆芸術が登場する。
江戸後期には西洋式の遠近法がようやく始まった。
明治時代
西洋芸術の日本化が取り組まれた時期。一方で海外からは旧来の非西洋的コンテンツのほうが評価されることも多く、オリジナリティを出すことに苦戦する。
大正~戦前昭和時代
好景気と大正デモクラシーにより大正モダン文化が栄えた。しかし関東大震災以降、第二次世界大戦へと突き進む世相の中で自由な芸術が途絶える。
戦後昭和時代
アメリカ式大衆芸術の日本化によりサブカルチャーが独自の発展を遂げ、また工業品においてもトップクラスの水準を獲得し、東京は眠らない街と化した。
平成時代
国破れてオタクあり。バブル崩壊は芸術にも大きな爪痕を残したが、インターネットにより日本のサブカルチャーが認知され、世界に広まった。