星月夜(デ・ステーレンナフト)
- ランク:EX
- 種別:対人宝具
- レンジ:1〜5
- 最大捕捉:25人
「皆様、目を閉じて……」
「描かなければ。星空の下。死と生を超えゆく糸杉を。信仰、ロマン、トロンプ・ルイユの彼方。永劫より、星の渦もて、君に握手を送ろう。『星月夜(デ・ステーレンナフト)』」
「斯くて祈りは星を得ませり。」
「懸けまくも畏き水の司祭よ、風の貴公子よ。夏日星の大輪より一滴ひとしずくの狂気に換えて、今ひとたび星辰を永眠の座へと導かん。wgah'nagl fhtagn(わっがーなごぅ・ふたーぐん)!『星月夜(デ・ステーレンナフト)』!!」
サン・ポール療養院の窓からの光景を想い描いた、幻想的な絵。その人智を超えた世界観がカンバスからあふれ、固有結界を形成し、現実を侵食する。
宝具名の『星月夜』はゴッホの作品の日本語名でのタイトルから採られており、宝具名の読みもオランダ語の原題である。
ゴッホの第一宝具にして、邪神達が彼女を作った目的。対象の霊基を精査、改竄する効果を持つ。
これをフォーリナーに対して用いれば、邪神をその身に宿す脅威を簡単に量産できる禁断の宝具である。
なお、発動中のこの宝具を直視した場合、それがフォーリナーのサーヴァントであれば即座に「神化」してしまい、それ以外であれば星の狂気にあてられて発狂してしまう。
ただし、本人が制御できればその逆も可能であり、作中でも強制的に狂気を植え付けられ、覚醒させられたフォーリナーたちを正気に戻した。
また、楊貴妃との最終決戦では、機械の体でありフォーリナーの霊基の影響を受けにくいフランケンシュタインを介してダークホースと霊基を接続、相方の能力と合わせて決着をつけた。
なおこの際、宝具の真名が「シンイェ(恐らく元ネタの作品の中国語における名前だと思われる)」に変わり、口調も相方の方のそれになっている。