図鑑データ
「私、日振型海防艦、その三番艦、昭南です。
提督、海上護衛、ますます厳しい・・・頑張りましょう。」
第一護衛艦隊、海防艦昭南、概要です!
2021年秋イベント後段作戦、「海上護衛!本土近海航路の防衛」の第2作戦海域でのドロップ限定艦として実装された。
実装当初のドロップポイントは同イベント第2作戦海域の戦力ゲージボスマスのUマスのみ。
軽空母1軽巡洋艦1駆逐艦4の計6隻の通常艦隊で最短ルートを通るには高速統一が必要で、2隻目のドロップ報告も出ていたものの、出会えるかは最終的には提督のリアルラック次第となった。
以降も海域ドロップにての入手機会は設けられているが、いずれもイベント海域のみで通常海域には期間限定も含めて実装されておらず、地味に入手難易度は高い。
上記の邂逅時の台詞からも察せられる通り、史実において幾度も海上護衛の任に就く中で幾多の仲間たちの最期を目の当たりにしている艦でもある。
- 初陣であるヒ71船団護衛において、敵潜水艦の夜間波状攻撃を受け船団が壊滅。この戦いで同じく護衛任務に就いていた大鷹、護衛対象の速吸、そして同じく初陣だった姉の日振を喪う。
- その後のヒ81船団護衛において、やはり夜間に潜水艦の攻撃に遭い神鷹、あきつ丸の最期を目撃。その帰路であるヒ82船団護衛でも潜水艦の攻撃で船団が壊滅的打撃を受け、日本に到着できたのはわずか1隻のみという結果に至る。
- 最期はヒ92船団護衛中に潜水艦の魚雷が直撃し轟沈。わずか半年の艦歴ながら二桁に達する回数の船団護衛を行い、数知れぬ敵の脅威から味方を護るべく奮戦した生涯であった。
後述するとおり海防艦の割に容姿や性格からかなり大人びた印象を受ける彼女であるが、それはこうした過酷な経験により、護ることの大切さ、味方を喪うことの恐ろしさを身をもって理解し、故に自らを厳しく律しているからなのかもしれない。
運良くイベント海域などで彼女を手に入れた提督は、大切にしてあげよう。
艦名は戦時中日本が占領していたシンガポールの和名である『昭南島』にちなむ。鈴谷や択捉などと同様、現在日本の施政権下にない地名から命名された艦船であると同時に、史実でも数少ない一度も正式に領土編入された事のない地名を冠した艦船である(他に通報艦・海防艦「満州」(旧ロシア客船「マニジューリヤ」)などがある)。
容姿、行きますか?
姉である日振や大東と同じ黒髪で後ろで二つに結っている(ドロップ画面からだと角度の問題か右側が一瞬判別しにくく、片おさげの様にも見える)
制服は日振型共通で他の艦型の様なアレンジは見受けられない。
頭身が姉達と比較すると高め。このため、三番艦なのだが一番艦の日振よりも大人びた容姿であり、知識が無いと昭南の方が姉に見えるかもしれない。
その佇まいからとある正規空母を連想する提督が多数。
性格、いけるかな?
海防艦娘は択捉型に代表されるように、長女は真面目な一方で2番艦以降は個性が強く出る、という傾向が強いが、昭南に関しては史実での過酷な経験が尾を引いている為か、御蔵型の屋代と共通した、妹なのに真面目系、といった塩梅。
一人称は「私」、提督の呼び方は「提督」。年末の季節ボイスによると大東を「大東姉ぇ」と呼ぶ様子。
上述した史実での悲惨な過去を持つがためか基本的に真面目だが、始終その様な調子と言うわけではなく場面によっては明るい声色にもなっている。秋刀魚漁に自信ありげだったり節分には相手から逆襲を受けるほどに全力で豆まきに参加していたりする季節ボイスなども踏まえると、根は明るい性格なのかもしれない。
提督や僚艦には基本敬語だがケッコンカッコカリ後だと「私がとっておきのお茶、入れてあげる。待ってて。」と砕けた感じにもなる。
また、頻繁に択捉にも言及し「択捉さん」と呼んでいる。
なお母港ボイスでは提督のセクハラを択捉の悪戯と勘違いしている場面もあり、彼女との仲は良いようである。あ、憲兵さんこっちです。
史実でのことからヒ船団とミ船団に言及もありある場面では妹である「久米(未実装
)」にも触れ「久米ちゃん」と呼んでいる事が確認できる。
編成ボイスで無印時は「第一海上護衛隊所属」、改では「第一護衛艦隊」と変わる。第一護衛艦隊時代は昭和20年1月20日に新編された「第103戦隊」の所属でこれが昭南の最終所属となった。このほか、装備時のボイスや季節ボイスなどで名前の由来と言うべき「シンガポール」の名も上げる。
性能です、護衛艦増速、前へ。戦闘準備、急いで!
Lv1での初期対潜値が【38】と日振や大東より若干低い。もっとも対潜値+12以上の装備が複数あれば海防艦が先制対潜に必要な値である【60】には問題なく到達する範疇ではある。
『四式水中聴音機』は勿論だが、彼女の初登場イベントである「海上護衛!本土近海航路の防衛」のE-2を乙作戦以上で突破していれば英国ソナーの「Type144/147 ASDIC(対潜値+13。乙作戦報酬)」や「HF/DF+Type144/147 ASDIC(対潜値+15。甲作戦報酬)」等も入手出来る為、先制対潜の条件を満たすにはそこまで苦労しないだろう。
仮に上位装備がなくともLv6になれば対潜値が【40】になり、開発可能なソナーで上位となる「三式水中探信儀」が2つあれば先制対潜が可能となる。
レベリングは定番の1-5周回だが5-5初手の潜水艦マスは獲得経験値が割と高い為、1戦撤退方式でのレベリングも可能。ただし疲労蓄積による被弾リスクは避けられない上にこちらも6隻編成で挑まないと撃ち漏らしが発生するリスクもあり、海防艦の数や装備の数にある程度依存する。
事故が不安な場合は演習でのレベリングが最適。改(Lv37)までなら演習旗艦固定で1週間とかからないだろう。
何……余談!?
- 名前の由来となったシンガポールは日本の占領下において「昭南島」と表記されていたが、この名前は「昭和の時代に獲得した最も南の島」ということにちなんで当て字を行ったもの。
- なお、同地については「星港」との表記も存在し、こちらは中国語での略称の一つとして用いられているほか、日本でも難読地名表記の一つとして有名である。
関連イラスト? いいですね。
関連タグは万全に行きたい……ですね。
日振(艦隊これくしょん)・大東(艦隊これくしょん)・・・実装済の1番艦及び2番艦
大鷹(艦隊これくしょん)・速吸(艦隊これくしょん)・松輪(艦隊これくしょん)・佐渡(艦隊これくしょん)・日振・・・ヒ71船団部隊にての僚艦。
神鷹(艦隊これくしょん)・あきつ丸(艦隊これくしょん)・・・ヒ81船団部隊にての僚艦。
択捉(艦隊これくしょん)・・・こちらもヒ81船団時の同僚。昭南と共に行動したエピソードを複数もつためか、上述した通り言及されることが多い。