暁の時を終える蛇よ、此処に(ウラエウス・アストラぺ)
- ランク:A→A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:5〜50
- 最大補足:50人
「私に、妾になれというのね?」
「其はエジプトの落陽、終焉を示す時の蛇。最後のファラオとして命じます。『暁の刻を終える蛇よ、此処に(ウラエウス・アストラペ)』!!……ですが、私のせいではありませんっ!」
巨大な怪物、全身に炎を纏う黄金と青の縞模様の蛇を召喚する。
騎乗スキルを有していないため、クレオパトラが操ることはできない。故に、蛇はただただ周囲を破壊し尽くすのみで、クレオパトラもダメージを受ける。ただし神性スキルを有していれば、ランクの高低に比例してダメージが減衰される。
この蛇をクレオパトラは「神獣」と称するが、厳密には幻想種としての神獣ではなく、古代エジプト終焉の概念が具現化されたもの。自ら命を絶つことで数千年に渡るエジプトの歴史を閉ざすことを選ぶしかなかった生前の彼女の無念と苦悩が、ファラオの神性を象徴する蛇(ウラエウス)と結びつくことで宝具と化した。
象徴の蛇がコブラであり、クレオパトラが自殺の手段に選んだのもコブラであったのは、偶然か、意図か、それとも定められた運命によるものか。
ウラエウスは古くから信仰されるエジプトの女神であり、王権の守護者にして猛火と猛毒の破壊神。
その姿はコブラそのものであり、怒りの体現者とされる荒々しい女神である。
ファラオの装身具に付けられたコブラは、この女神がモチーフで、自身に資格なく触れようとする者を無に帰し、怒りを露わにすると翼を得て空を舞うという。
真名解放と共に召喚されたこの女神は、その身を業火に変えて昇天し、敵陣の一切を焼きつくす。
己の死に様を炎の概念宝具と化して叩き付けるという点がかの聖女の固有結界を彷彿とさせる。
ゲームでは、種別はBusterで、効果は【自身のBuster性能をアップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃+自身のHPを1000減らす(デメリット)】。
強化後は【敵全体に強化無効状態を付与(1回・3ターン)】の効果が追加される。