概要
鳥山石燕著の妖怪画集『百器徒然袋』に記載されている妖怪。
付喪神の一種で、布団に人間の念が取り憑いて妖怪と化したものではないかとされる。
また、大御所の解説によれば、暮露とは猪口暮露と同じく虚無僧の事を指していることから、虚無僧たちがかつて自分たちをインドのバラモン教の僧侶と同じだといって梵論師と名乗っていた事を上げ、梵論は暮露、ボロ布のボロへと通じる事から暮露暮露団は梵論集団ともいう意味として捉える事もできるとして、暮露暮露団は悟りを開けない彼らの妄念がボロ布や布団に取り憑いて誕生した妖怪ではないのかとしている。