概要
『ソードアート・オンライン』のアインクラッド編の短編「赤鼻のトナカイ」に登場したギルド。
SAOの中層ゾーンで活動していた小規模ギルドでメンバーの5人は同じ学校の部活の親友同士。
2023年4月上旬、圏外で窮地に陥っていたところをキリトに助けられ、彼が「ビーター」の悪名で知られる攻略組であることに気付かず勧誘する。
現実世界での家族関係や「ビーター」としての孤独に人知れず苦悩していたキリトは、黒猫団に安らぎを感じたこともあり、本来のレベルよりも過少申告したうえで勧誘を承諾した。
その後2か月かけてメンバーはレベルを上げていき、当時の攻略組にも追随するほどの実力をつけていくが、6月中旬にコル稼ぎのため入った第27層迷宮区にて、大量のモンスターがポップする部屋に足を踏み入れてしまう。
運が悪いことに、その部屋はプレイヤーが普段回復や転移のために使う結晶系アイテムの効果発動を阻害する「結晶無効化エリア」であり、圏内への避難もできず、メンバーは数の暴力の前に抵抗空しく次々に散っていった。
キリトのみ死に物狂いでモンスターを蹴散らして脱出し、ギルドホーム購入のため別行動をしていたケイタに事の次第と自身の素性を伝えたが、ケイタは仲間を失った悲しみと怒りからキリトを罵倒した末にアインクラッド外周から身投げして死亡。これによりギルドも消滅することになった。
黒猫団との別れはキリトにとってユージオとの死別に並んで大きな傷となり、現実世界に帰還した後も新生ALOに実装されたアインクラッド外周を訪れ弔う、アンダーワールドにて破損したフラクトライト修復を阻害する要因になるなど、物語の要所で描かれている。
メンバー
関連タグ
le_chat_noir:SAOとは何かと関連性がある作品に登場するチーム。月夜の黒猫団と同じく黒猫の名を持ち初期メンバーの人数も同じである。