未来からのホットライン

みらいからのほっとらいん

未来からのホットライン（原題『Thrice Upon a Time』）とは、ジェームズ・P・ホーガンのSF小説。

概要

ジェイムズ・P・ホーガンが1980年に発表したSF小説。原題は『THRICE UPON A TIME』。

タイムリープの先駆けともいえる作品。

日本では1983年に創元推理文庫（後に創元SF文庫）から邦訳版が刊行された。

あらすじ

数理物理学者のマードック・ロスは、ノーベル物理学者の祖父チャールズに呼ばれ、スコットランドの古城を訪れる。

そこでマードックは、60秒前の過去に6文字までのメッセージを送ることができる一種のタイムマシンともいえるプログラムを見せられる。

核融合プラントに勤める知人らも交え、マードックたちは実験と考察を重ねる。そんな中、マードックの友人が突如病に倒れてしまう。その裏には、世界をも揺るがす危機が迫っていたのだった。

関連項目

SF小説

星を継ぐもの - 同じ作者による小説。

シン・ゴジラ - カヨコ・アン・パタースンを初めとする外国人キャラクターや、作中に登場する「バーグヘッド科学電算研究所」の名前は本作が元ネタとなっている。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| - 副題の「THRICE UPON A TIME」は本作の原題から採られている。