概要
1938年11月29日生~1996年12月8日没
山形県東田川郡山添村(現在は鶴岡市)出身。本名は富樫剛。
果樹園農家の家に生まれ、進学校である県立鶴岡南高等学校に進学していたが大相撲の名門・伊勢ノ海部屋にスカウトされて1954年に伊勢ノ海部屋に入門した。
以後は順調に出世を遂げて1958年9月場所にて19歳の若さで新入幕となり、この時点では本名の富樫を四股名として名乗っていたが、1959年3月場所より伊勢ノ海部屋の有力力士が代々名乗っていた「柏戸」を襲名した。
1961年9月場所後、ライバルである大鵬と共に横綱に昇進、以後は長きに渡り大鵬とは名勝負を繰り広げて1960年代の大相撲は「柏鵬時代」と言われた。その大鵬とは対戦成績は伯仲しているものの、優勝回数は大鵬の32回に比べて5回と大きく差を開けられている。これは柏戸が大鵬に比べて下位との取りこぼしが多かったためである。
1969年7月場所にて引退、以後は鏡山親方として後進の指導にあたり、肝不全により1996年12月8日に死去した。