経歴
1953年8月6日岐阜県大垣市生まれ。東京大学を経て1977年に国鉄に入社、1985年に国鉄新潟鉄道管理局(現・JR東日本新潟支社)の総務部人事課長を務めていた。1987年の国鉄分割民営化によりJR東海(東海旅客鉄道)に入社。
2014年に山田佳臣の後任としてJR東海の第5代社長に就任。時を同じくして長年社長・会長として同社の経営の実権を握ってきた葛西敬之が名誉会長に退くと、これまでの「新幹線至上主義」「ビジネスありき」だった経営姿勢を一部改め、次々と柔軟な施策を打ち出した。
基本的に行っていなかった他社への中古車両譲渡(キハ11、119系、371系、キハ85、211系)を積極的に実施した他、製作協力についても一部の鉄道関連グッズやテレビドラマを除いて一切拒否していたが、柘植氏の社長就任以降はゆるキャン△、君の名は。、新幹線変形ロボ_シンカリオンなどといったアニメにも協力を行うようになった。
これは初代社長・須田寛時代の経営姿勢に回帰したとも言え、概ね好評である。
2018年から2023年まで取締役会長を務めた後、現在は相談役。