概要
金光学園高校卒業後、京都産業大学に進学。1984年に退学し、WAHAHA本舗のオーディションを受け合格。以降俳優、コメディアンとして活動している。
芸風
女性歌手のオーバーな物真似(形態模写)を得意としており、劇団では「歌姫」という扱いである。
よく知られている芸として「越路吹雪の『ろくでなし』を歌いながら、鼻に詰めたピーナッツなどの豆を鼻息で吹き飛ばす」というものがある。この他、「『川の流れのように』を歌いながら、股間に挟んだホースから水を観客にかける」、「『浪花節だよ人生は』のリズムに合わせて、頭をハリセンで叩く」、「鼻に火のついたタバコを差して『煙が目にしみる』を歌う」などがある。
鼻に入れる豆は「春日井製菓」の「グリーン豆」を愛用している。ファンの社員から缶で定期的に送られてくるが、「くれぐれも社長には内緒にしてください」と念を押されていると語っている。また、滑りをよくするため鼻の穴にリップクリームを塗っている。
その芸風はドラァグクイーンのパフォーマンスに近く、ドラマや映画では「ゲイバーのママ」や「オカマ」役で出演することが度々ある。
また、イヨマンテの夜を下ネタにアレンジしたネタもあり、1994年元旦のお笑いウルトラクイズでも披露したが、「アイヌ民族をバカにしている」などと批判され以後封印した。
人物
既婚者。夫人は同い年。
実弟は岡山県警に所属する警察官である。自身も『はみだし刑事情熱派』で刑事役を演じたが、弟の前で話題を出すのはタブーとなっているようである。
その素朴な顔立ちとは印象の異なる美声で知られており、『東京ゴッドファーザーズ』や『サウスパーク』では声優を務めた他、テレビCMなどでナレーションを務めている。また、高い歌唱力の持ち主で、歌手として個人名義でCDも発表している。
実の親からは「(演劇をやるなら)顔を出さずに活動できる声優を目指しなさい」と言われた。
舞台で歌うようになったのは美輪明宏に憧れて「こんな顔で女装して歌ったら面白いだろう」と思ったことから。先述の通り過激な芸風ではあるが、美輪明宏本人からは「シャンソンにはいろいろな形があるから」としてある種の理解を得ている。
大河ドラマにはこれまで二回の出演歴があり、『秀吉』と『真田丸』に出演している。
また、近年はNARUTOやバイオハザードの実写版舞台に出演し、若年層のファンも増えている。